現在地 HOME > 掲示板 > 戦争32 > 585.html ★阿修羅♪ |
|
【カイロ城島徹】シリアのアサド大統領は20日、ダマスカスを訪問中の米共和、民主両党の下院議員と会談し、シリアがフセイン政権幹部をかくまった事実や、庇護する意思のないことを伝えた。また、パウエル米国務長官のシリア訪問が近く予定される中、大統領は米政府との対話に積極姿勢を示したという。
大統領と会談したのは共和党のダリル・イーサ(カリフォルニア州)と民主党のニック・ラホール(ウェストバージニア州)の両議員で、イーサ議員はAP通信などの取材に「アサド氏は、いかなる戦犯にも保護の手を差し伸べることはない、と明言した」と語った。
アサド大統領は同日、ダマスカスでエジプトのムバラク大統領とも会談し、米国のシリア非難への対応やフセイン政権崩壊後のイラク情勢について協議。現地外交筋によると、アサド大統領は親米国であるエジプトに米政府との緊張緩和が図れるよう支援を求めた模様だという。
現地外交筋の間では、米政府の一連のシリア非難は、パレスチナ問題で米国・イスラエル側が優位に立つための政治的な駆け引きだとの指摘も聞かれる。
[毎日新聞4月21日] ( 2003-04-21-10:07 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030421k0000e030011000c.html