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フセイン政権幹部、実はアメリカ大好き?
“メード・イン・USA”多数発見
映画「ゴッドファーザー」のDVDにポパイのおもちゃ…。バグダッドのフセイン政権幹部宅から、多くの“メード・イン・USA”が見つかっている。口では徹底抗戦を叫んだ独裁者たちだが、実はアメリカが大好きだった!?
チグリス川沿いにある4階建てのアジズ副首相宅。アジズ副首相はバース党幹部の中で唯一のクリスチャンだが、書斎に並んでいたのは50本以上の米映画のDVD。「ゴッドファーザー」からラブコメディーまで…。本棚には、ブッシュ元大統領やCIAに関するものなど米国作家らの書物があり、バスルームには「ヴォーグ」「コスモポリタン」のファッション雑誌であふれていた。
その数ブロック先には、大統領の邸宅がある。妻や子供が使っていたとされるが、ここも“アメリカン一色”だった。
子供部屋の机にはバットマン人形、スパイダーマンのフィギュアがあふれ、ポパイのぬいぐるみ、スヌーピーのグッズも。壁にはフロリダのディズニー・ワールドのポスターや人気歌手ブリトニー・スピアーズの切り抜きまで張ってあった。
首都近郊にある長男ウダイ氏の宮殿からも「007シリーズ」など米映画のビデオや米国製の葉巻も見つかっているが、敵を研究していたにしては、あまりに熱心過ぎるような…。
(夕刊フジ本紙特電)
ZAKZAK 2003/04/17
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_04/2t2003041704.html