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【ベルリン=宮明敬】ブレア英首相とシュレーダー独首相は15日夕、独ハノーバーで会談し、イラクの戦後復興に国連が主要な役割を果たすべきだとの基本認識で一致したことを明らかにした。
両首脳は会談後の記者会見で、対イラク人道援助の速やかな実施、イラクの秩序回復と民主化の必要性を強調、「(対イラク攻撃の是非をめぐる)戦前の立場の違いを超えて」協力し合う意向を示した。ただ、国連の具体的役割については「戦争参加国と国連の協議が必要」としており、復興援助だけでなく新政権づくりまで国連が担うべきか否かについては、考えに隔たりがあった模様だ。
イラク戦争に反対してきた仏、独、露の3首脳の間には、先のサンクトペテルスブルク会談以降、すきま風が吹き始めたと言われている。英独両首脳はイラク危機がぼっ発するまでは、共に欧州社民主義の旗手として親密な関係を保っていただけに、シュレーダー首相はブレア首相を橋渡し役にして、対米関係修復へと舵をきるのではないかとみられている。
(2003/4/16/19:46 読売新聞 無断転載禁止)