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フセイン政権が崩壊した直後、多数の貴重な収蔵品を暴徒に略奪されたバグダッドのイラク国立博物館に、大英博物館が支援を申し出た。近く学芸員らをバグダッドへ派遣し、消失した展示物のリスト作りなどに取り組む計画だ。
大英博物館によると、イラク国立博物館から持ち出されたり、破壊されたりした収蔵品は17万点にのぼるとみられる。大英博物館のマクレガー館長は15日、盗品を見つけた場合、取引せずにイラクへ返還するよう、各国の古美術商らに呼びかける声明を公表した。
イラク国立博物館が再開する際には、大英博物館が所蔵している古代メソポタミア美術などを貸し出す構想もある。必要な資金を篤志家が提供するという。
バグダッドだけでなく、モスルやバスラでも博物館での蛮行を阻止しなかった米英軍に対し、批判が高まっている。一部の専門家は数カ月前から、古美術に戦争の被害が及ぶ事態を指摘していただけに、なおさらだ。ジョウェル英文化相は15日、「略奪や破壊を予測するのは不可能だった」と弁明した。
(04/16 21:44)
http://www.asahi.com/international/update/0416/022.html