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【ロンドン福本容子】英国のショート国際開発相は15日会見し、イラクが抱える対外債務や戦争賠償金の額が「イラクの支払い能力を超えている」として、債務国会議(パリクラブ)で債務の部分免除や支払い期限延長などを決める必要があるとの認識を示した。負債総額は明らかにしなかったが、「戦争賠償金だけで2000億ドルあり、これに負債を加えるとイラクは支払えない」と語った。
一方、イラク支援の段取りについて、まず米英両国が基礎的な人道支援を行い、国連による支援に引き継がれると説明。米英が初期の支援を行うのは「ジュネーブ条約で義務付けられていること」と強調した。
国連が引き継ぐ人道支援には、新たな安保理決議は不要だが、国際通貨基金(IMF)や世界銀行を介した支援を行うには、イラクの暫定政権が国際的に法的承認を得る必要があり、その段階で国連決議が求められると説明した。
ショート国際開発相は開戦前、反戦の立場からいったん閣僚職を辞任する意向を示したが、ブレア首相に慰留された。
[毎日新聞4月16日] ( 2003-04-16-20:27 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030417k0000m030063000c.html