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父ブッシュ暗殺未遂スパイ、シリア潜伏か
ファルーク・ヒジャジ、シリアとの新たな火種に
【ワシントン15日=夕刊フジ特電】米情報当局者は15日、イラクのフセイン政権のスパイ機関「総合情報局」で国際テロ組織と連携して海外諜報(ちょうほう)活動を続ける秘密工作員を指揮していた“スパイの親玉”ファルーク・ヒジャジ氏がシリア国内に潜伏している可能性が高いと語った。
ヒジャジ氏が「総合情報局」で海外での作戦を統括していた90年代半ば、クウェートを訪問したブッシュ元米大統領の暗殺計画を企て、未遂に終わったとされる。
暗殺未遂は93年に発覚。米国は報復として同6月、首都バグダッド市内にある「総合情報局」などが入る情報本部をミサイル攻撃していた。
情報本部ビルは91年の湾岸戦争時にも空爆を受けた。戦後、真っ先に再建され、フセイン大統領の二男クサイ氏が権限を持っていたという。
米情報当局によると、ヒジャジ氏は“スパイの元締め”をした後、中東のチュニジアとトルコの大使を務める一方、「総合情報局」に影響力を持っていたという。
「総合情報局」の秘密工作員は、イスラム過激派など国際テロ組織とも連携しているほか、米中枢テロの首謀者ウサマ・ビンラーディンと傘下のテロ組織「アル・カイーダ」とも密接な関係があるとされる。
工作員の特務は、敵対する米国とイスラエルなどのVIPの行動把握や、軍事情報やハイテク情報の入手とされる。
ブッシュ米政権はイラクの大量破壊兵器を隠匿したり、武器を密輸出した疑惑のあるシリアに対し、経済制裁としてイラクからの石油パイプラインを止めている。
ヒジャジ氏のシリア潜伏が確定した場合、ブッシュ政権は身柄の引き渡しを求めるとみられ、両国間の“もう1つの火種”となりそうだ。
ZAKZAK 2003/04/16
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_04/2t2003041602.html