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政府は25日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が核保有を認めたという報道と関連し、真偽とともに北朝鮮の意図について多角的に分析しながら「慎重な対応」を重視した。
韓国政府はこの日、北京3国間協議の結果を伝えるため訪韓したジェームズ・ケリー米国務次官補(東アジア・太平洋担当)から、北京3国間協議の結果に対する説明を聞いた。
ケリー次官補はこの日午後遅く、仁川(インチョン)空港から入国し、尹永ェ(ユン・ヨングァン)外交通商部長官、李秀赫(イ・スヒョク)外交部次官補と相次いで面談し、北朝鮮が核保有を認めたことや、今後の対話進行などについて意見を交わした。
ケリー次官補は26日、羅鍾一(ナ・ジョンイル)大統領国家安保補佐官とも面談する予定だ。
同日昼、韓国政府の関係者らは、北朝鮮が核保有を認めたという報道に対し、「ひとまず、ケリー次官補の話を聞いてみよう」とし、慎重な姿勢を見せた。そういった中でも、情報不足を実感しながら、もどかしさを感じる雰囲気だった。
大統領府の高位関係者は「確認中」だとし、核保有については「確認中だが、米政府も公式に確認しているわけではない」と述べた。
政府関係者は「韓米の協議を経て、冷静に対応すべき」とし、「今後、追加の会合など、引き続き対話が行われるべきであり、行われるはずだと見ている」と述べた。
政府はひとまず、北朝鮮が核保有を認めたことが事実だとすれば、韓米共助を土台に、状況をさらに悪化させることがないよう、冷静に対応していくという方針を決めたと伝えられた。
大統領府の高位関係者は「北朝鮮が北京協議で核保有を宣言したのが事実だとしても、27日の第10回南北閣僚級会談は予定通り開かれるだろう」と述べた。
同関係者は「南北閣僚級会談を取り消す場合、国民に与える心理的打撃は余りにも大きいはず」と述べた。また、「もし、北朝鮮代表がケリー次官補にそのようは発言をしたとしても、北朝鮮が実際に核兵器を保有しているかどうかは、別問題」とし、北朝鮮が米国と交渉するため、そのような発言をした可能性が高いと見ている。
政府は、ケリー次官補との協議後、国家安保会議(NSC)常任委員会などを開いて対応策を模索するほか、大統領府の外交安保チームとNSC北朝鮮核対策班の非公開会議を随時開き、状況に対処することにした。
政府関係者は「北朝鮮核問題が容易に解決できるという期待など、初めからなかった」とし、協議過程での駆け引きなどを勘案した準備態勢を整えながら、支離滅裂な綱引きが続くとしても対話を通じた解決のため、努力するという立場を再度明らかにした。
外交部関係者は「どうせこの協議は、各国の立場を説明するのがその目的だった」とし、「この類の協議に決裂という単語を使うのは正しくない」と述べた。
金a徹(キム・ミンチョル)記者
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/04/25/20030425000052.html