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[ワシントン 10日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)のケーラー専務理事は、イラク戦争の世界経済への影響は、現在までのところ抑制されているものの、同戦争の最終的なコストを推定するのはまだ時期尚早だ、との見解を示した。春季会合開幕での記者会見で述べたもの。
同専務理事は、「イラク戦争の持続的コストを正確に推定することは、今は誰にもできない。ただ、現在までのところ、世界経済にとっての戦争のリスクは、抑制されたものにとどまっている」との見解を示した。
米英軍はバグダッドを掌握し、他都市でも支配力を強めている。同専務理事は、「短期的な戦争だと考えてよいだろう。良いニュースだ」と述べたが、経済成長に向けた状況は依然困難なままだ、とも強調した。
同専務理事は、今年の春季会合の目的について、「世界の消費者や投資家の信頼感回復に寄与することでなければならない」と述べている。
同専務理事は、欧州と日本に対し、米経済成長への依存度を弱めるため、さらに措置をとる必要がある、と指摘した。また、米国については、財政収支均衡に向け努力しなければならない、との見解を示した。
また、同専務理事は、IMFはイラクの復興に向けて支援を提供する用意がある、と述べ、国際社会からの後押しを期待する立場を示した。
同専務理事は、世界経済については、たとえダウンサイドリスクが現実のものとなっても、状況は管理可能だ、と述べた。現在の原油価格軟化により、物価高への懸念が“弱くなっている”、との見方を示した。(ロイター)
[4月11日7時26分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030411-00000884-reu-bus_all