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http://www.asahi.com/international/update/0411/019.html
陥落のバグダッドで略奪横行、復興に影響も
フセイン政権崩壊に伴いイラク全土で治安が急速に悪化している。略奪は首都バグダッドから地方都市にも拡大。国際機関も襲われ、人道支援再開にも支障が出そうだ。作戦を優先し治安回復を後回しにする米英軍への住民の不信も募り、「無政府状態」が続けば、両国が主導する復興にも大きな障害となりそうだ。
バグダッドでは、米英軍の空爆中も治療を続けていたキンディ病院が10日、武装集団に襲われ、救急車やベッド、薬品が持ち去られた。職員も引き揚げ、応急処置しかできなくなったという。
国連児童基金(ユニセフ)事務所は強盗団に襲われ、活動再開は難しいという。周辺国で待機している援助団体も、治安の悪化でバグダッド入りのめどが立っていない。
「権力の空白」は地方にも広がっている。米軍とクルド人勢力が制圧した北部のモスルでも11日、すぐさま略奪が始まった。AP通信によると、群衆が銀行からディナール札の束を運び出し、クルド人勢力のメンバーが威嚇発砲した。モスクのスピーカーで「町を破壊するのはやめよ」と呼びかけているという。
米英軍は略奪行為を見ても、威嚇射撃で牽制するのがせいぜい。戦闘を続けながらでは治安維持にあてる兵力はなく、「我々の任務は警察ではない」という声もある。
イラク国民の間では、治安回復に本腰を入れない米英軍への不信感が高まっている。英紙タイムズは「フセイン時代の方が安心して眠れた」という市民の声を伝えた。米英軍も11日、ようやくバグダッドの米海兵隊部隊の司令官が、略奪をやめさせるよう命令を出した。
だが、米英軍兵士が「警察官」として住民を厳しく取り締まれば、反感を買いかねない。米中央軍のブルックス准将も「権力の空白による混乱で、新しい警察力はまだない。イラク人自身が秩序回復のための組織を作るしかない」と即効薬がないことを認めている。 (04/12 01:02)
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昼間見たTV番組(NHK衛星だったかなあ)の中でアルジャジーラTVの記者が次のようなことを述べていました。
■米軍が銀行、商店などのシャッターをあけて略奪を奨励している■と。本当なら、これまたひどい話です。