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＿＼＼｜／／＿ イスラエル・ニュース
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＿＿＿土＿＿＿ http://www.zion-jpn.or.jp
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★( 9日)国防軍がガザでハマス指導者らを殺害
★(10日)バグダッド陥落にパレスチナ人は失望
★(11日)ヨルダン渓谷の国防軍基地に侵入攻撃
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2003年4月9日（水）
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＊国防軍は昨日、ガザのハマス本拠地でハマス軍事部門の指導者アラビ
ドの乗った車をミサイルで攻撃。アラビドを含む５名が死亡し、付近
にいた民間人ら５０名が負傷した。(H,P,7,T)
＊ネタニヤフ蔵相の提案している広範な財政改革案に対し、様々なとこ
ろで抗議行動が拡大。しかし、財務省の責任者は「改革の遅れは重大
な結果を招く」と警告している。(H,P)
＊「今の時期のストは無責任だ」とのネタニヤフ蔵相の批判を受け、労
働組合のヒスタドルートは今朝から始める予定だった大規模なストラ
イキを２４時間延期。しかし、すでに行われている官庁労働者のスト
ライキでパスポート発給などに大きな影響が出ている。(H,P,7)
＊ガザからスデロット市にまたロケット砲攻撃。女性１名がショックで
入院した。ほかにも、入植地に対する砲撃があった。国防軍がベイト
・ハノーンで武装勢力の掃討作戦を展開。(7)
＊スウェーデンのプレッソン首相、ＥＵのソラナ外相などのＥＵ首脳が、
パレスチナ新首相となるアッバース氏と近日中に会談予定。(P)
＊自治政府関係者によると、新首相のアッバース氏による人事刷新を阻
止するため、アラファト議長側近が抵抗工作中。組閣の遅れで和平ロ
ードマップの発表に遅れが出る恐れも出ている。(H)
＊先週土曜にジェニンで「人間の盾」が重傷を負ったことに対し、平和
運動家の中からこの戦術に賛否両論。大半のイスラエル人は兵士であ
り、兵士と直接対決する平和活動家には敵意を持つと、ピース・ナウ
の広報担当者は指摘している。(P)
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2003年4月10日（木）
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＊バグダッドが事実上陥落し、イラクの体制が崩壊。ミサイルの脅威が
低下したのを受け、モファズ国防相はミサイル警戒のレベル引き下げ
を検討する。 (H,P)
＊バグダッドが目立った抵抗もせずに陥落したことに、パレスチナ人か
ら驚きと失望の声。ある年配者は「１９６７年の時も、アラブメディ
アは大敗を隠して勝利ばかりを宣伝していた」と語った。(P,T)
＊ジェニンの高校で爆発があり、１５人の生徒が負傷。ユダヤ人極右組
織の名前で犯行声明が出されたが、現場の状況から生徒が爆弾を教室
に持ち込み、誤爆させた可能性が高いと見られている。(H,P)
＊今朝から始まる予定だったヒスタドルートのストライキが中止に。給
与削減を凍結した上で、財務省との間で交渉を継続することが決定し
たため。首相は歓迎の意向を表明した。(H,P)
＊自治政府の新首相に指名されているアッバース氏は、閣僚名簿の提出
を２週間延期。テロ抑止の鍵を握る内務相をめぐり、アッバース氏と
アラファト議長の間で駆け引きが続いているため。(P,H)
＊バグダッド陥落を受け、モスルからハイファへのパイプライン稼動の
再開に向けて、国土建設省が検討を開始した。(P)
＊イスラエルのスデロット市に向けてロケット砲を発射しようとしてい
たハマスのメンバー４名を、国防軍が銃撃戦の末に射殺。(P)
＊「セールスマンの死」などの作者として有名なアーサー・ミラー氏が
エルサレム賞を受賞した。「社会の片隅の人物を社会の中心に引き出
した」との理由による。(H)
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2003年4月11日（金）
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＊昨日早朝、ヨルダン渓谷にある国防軍基地に２名のパレスチナ人が侵
入。戦闘で国防軍兵士２名が死亡し、９名が負傷。侵入者は射殺され
た。アルアクサ殉教団が犯行声明を出した。(P,7,H,T)
＊モファズ国防相は、現在のミサイル警戒レベルを暫時継続すると発表。
イラク西部のミサイル基地のいくつかがまだ制圧されていないため。
しかし、一両日中には警戒レベルが引き下げられる見込み。(P,7,H)
＊国防軍はガザで昨日、イスラム聖戦の指導者ザトメの乗った車をミサ
イル攻撃。ザトメが死亡し、付近にいた８名が軽傷を負った。イスラ
ム聖戦は報復を宣言。(H)
＊ツルカームで昨日、国防軍がファタハの活動家２名を射殺。付近にい
た４名のパレスチナ人も負傷した。(H)
＊ガザのイスラム聖戦とハマスの指導者がバグダッド陥落に失望感を表
明。「イラク国民は、シオニストとアメリカ人どもに対してインティ
ファーダを起こすだろう」と語った。(P,7)
＊自治政府のＴＶが「バグダッドよ、強くあれ」という歌を放送し、画
面で米兵の遺体や棺を映していたことが判明。(P)
＊ヒスタドルートの譲歩でストは回避されたものの、財政改革案の国会
提出は大幅に遅れる見込み。過越祭の後も独立記念日など式典が多い
ため、国会通過は早くても５月下旬か。(H)
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関連用語データベース・1999年10月以降の記事の全文検索は
http://www.zion-jpn.or.jp/p0404.htm へどうぞ
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［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ７ http://www.a7.org/
T=イスラエル・トゥデイ http://www.zion-jpn.or.jp/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。