イラク再建、国連は側面支援で　米高官が主導権を強調　［朝日新聞］

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イラク再建、国連は側面支援で　米高官が主導権を強調　［朝日新聞］
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/718.html
投稿者あっしら日時 2003 年 4 月 11 日 16:11:45:

　「船頭多くして、船山にのぼる」――。ウォルフォウィッツ米国防副長官は１０日、米上院軍事委員会の公聴会でイラクの再建問題について証言し、「国連は大切なパートナーだが、まとめ役ではない」と語り、主導権を渡すつもりがないことを明言した。さらに「ハンドルを握る手が多すぎると車はどぶにはまってしまう」と述べ、国連が戦後処理に積極的に関与すべきだとする仏独ロシアなどを牽制（けんせい）した。

　副長官は、タカ派が目立つブッシュ政権の中でも存在感を誇示している新保守主義者（ネオコン）の代表格。イラクの民主化によって中東の秩序を再編するというのが持論だ。この日の公聴会では「私たちが目指しているのは、イラク人の意思を尊重した民主的なイラクの建設だ」とイラクの再建に意欲を見せた。

　また、「ある程度の大枠をはめられても、青写真は描けない」と述べ、あくまでイラク人の手で再建させるべきだとの立場を強調した。

　その上で「国連との連携」に触れ、「人道支援の分野」で国連や非政府組織（ＮＧＯ）の参加を歓迎すると述べた。

　ただし、新政権を樹立するためにイラク人を支援することは「（米英などの）連合軍にとって最も責任の重い課題だ」と述べ、国防総省の中に設置したイラク復興人道支援室を中心に米国が主導する考えを強調。同室はイラク人による暫定政権に権力を移譲後も顧問的立場で助言していくとの方針を改めて確認した。

　一方、暫定政権の指導者として国防総省が推している元銀行家のチャラビ・イラク国民会議（ＩＮＣ）代表については、反対意見が根強いことを意識してか「指導者に任命しようとしているわけではない」と説明した。ただ、イラクの反体制派の中で「最も重要な役割を演じた１人」とも称賛。先日、イラク南部ナーシリヤで演説した時には約１万人が集まったと紹介し、期待をにじませた。 (04/11 11:54)

http://www.asahi.com/international/update/0411/008.html

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