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【ロンドン=鈴木雄一】川口外相は10日夜(日本時間11日未明)、パリの仏外務省でドビルパン仏外相と会談し、イラク復興に関する国連安全保障理事会の新決議が採択できるよう協力を求めた。ドビルパン外相は「今、最も大事なのは、目前の治安状況にどう対応するかだ。現在の状況が収束しなければ、その後のことは見えてこない」と述べ、現時点での安保理決議の議論に慎重な姿勢を示した。
川口外相は安保理決議採択を求める理由について、「今後のイラクの(復興に関する)状況は、国際社会の一致した対応を示す機会となる」と説明した。ドビルパン外相は「仏としても国連の関与は追求していく」と応じた。ただ、「国連について、『中心的な役割』『重大な役割』などいろいろ言われるが、要は国連が何をなしていくかが重要だ」と指摘し、決議採択に当たっては、国連の具体的な役割を明確化することが前提となるとの認識を示した。米主導でイラクの戦後統治が進むことをけん制したものと見られる。
イラクの治安情勢については、ドビルパン外相は「現場にいる国々が特別の責任を負っていることは明確だ」と述べ、米英両国の責任を強調した。
(2003/4/11/11:21 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20030411i103.htm