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『亜空間通信』566号(2003/04/11)
【TBS「あれはバクル」説サダム銅像引倒しブッシュ狂喜は人違いで済まぬ失敗か】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
昨晩(2003/04/10)は、久々に、私も創立メンバーの映像集団、「video act!」のスタッフ会議に参加し、二次会、生ビール(小}2杯、ご機嫌で、お茶の水から、午後11時42分ごろ中央線三鷹駅まで戻ってきた。30分ほどで、軽い酔いは醒め始めた。
ヴィデオをやる若手の映像作家たちで、ほとんどは大手メディアの仕事もしているか、目が肥えている。「サダム銅像引倒し」や「市民の歓迎」に関しては、「やらせ」説が多かった。
三鷹駅前から自転車に乗って数分だから、帰宅は12時の直前であろうか、帰宅早々、小さな風呂に湯を溜めながら、阿修羅戦争31掲示板を覗いたら、ありゃ、こりゃ、大変!
「あの像はバクル大統領」の件名の投稿があった。
----- 引用ここから ------------------------------
あの像はバクル大統領
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/547.html
投稿者 caterpillar 日時 2003 年 4 月 10 日 19:30:15:ZcOYVqK4/Hnhs
(回答先: 「別の独裁者はいらない」 フセイン大統領像の星条旗に asahi.com 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 4 月 10 日 18:29:35)
あの像はフセイン大統領の前の大統領だったバクル将軍らしいのですが、フセインの顔ではないように見えます。
昨晩のTBSニュースでもバクル大統領の像と説明していました。
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------
私は、上記の投稿から17時間と23分25秒前に、以下の投稿をしていた。どうやら、この時の疑問、「サダムとは違うようだ」が、当たっていた可能性があるようなのである。
----- 引用ここから ------------------------------
CNNにて:午後11時ごろから連続:バグダッド大学の「サダムの銅像」引き倒し「群衆」場面なれど、時折見える「銅像」の顔は、サダムとは違うようだ。しかも、8日イラク入りの「数百」の破落戸は、今、どこにいるのかね
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/443.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 4 月 10 日 01:06:10:
[中略]
「サダムの銅像」引き倒し「群衆」場面なれど、時折見える「銅像」の顔は、サダムとは違うようだ。しかも、8日イラク入りの「数百」の破落戸は、今、どこにいるのかね。
周囲の道路には、米兵らしく迷彩服とヘルメットの数人がたむろ、迷彩カバーのジープ数台、塀の陰には大きなバスらしいのがある。
なんじゃろか。以下の「数百」の破落戸は、今、どこにいるのかね。
以下の要約:「イラク国民会議/チャラビ代表と兵士数百人のイラク移送/4 月 08 日/米軍に守られクウェートからイラク南部に入る」
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------
別途、以下の日時、秒まで記録されている時刻の電子手紙も受信した。
「Date: Thu, 10 Apr 2003 21:07:07 +0900」
そこで、この電子手紙ぼ一部を複写して引き、まずは、以下の投稿をしている。
----- 引用ここから ------------------------------
「フセイン像引き倒し」は、やらせ:Re: フセイン像の顔を星条旗で…米海兵隊伍長は難民の子[読売新聞](広告代理店?)
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/601.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 4 月 11 日 00:27:00:
(回答先: フセイン像の顔を星条旗で…米海兵隊伍長は難民の子[読売新聞](広告代理店?) 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 4 月 10 日 23:37:22)
「フセイン像引き倒し」は、やらせ−バクダッド現地リポート
日刊ゲンダイ4月11日号は、山本美香さんのバクダッド現地リポート
として『「フセイン像引き倒し」への違和感=米兵が集まった民衆に食
料を配布』と報道しています。つまり、現地取材の実感としてはフセイ
ン像引き倒しは、米軍が仕掛けた「やらせ」であるというわけです。
(詳細は、日刊ゲンダイ記事を参照)
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------
上記のチャラビ」「やらせ」説は、以下の情報で、最早、確定である。
----- 引用ここから ------------------------------
歴史的瞬間??解放の演出
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/665.html
投稿者 kov 日時 2003 年 4 月 11 日 10:29:39:KYYcfpxb1sWtk
(回答先: 「フセイン像引き倒し」でチラッと出た星条旗について そのときの高官の反応 [Jane's Defence Weekly/iraqwar.ru] 投稿者 F 日時 2003 年 4 月 11 日 04:51:53)
チャラビ率いる民兵がアメリカを歓迎するイラク人を装っていた証拠写真。
http://www.informationclearinghouse.info/article2842.htm
----- 引用ここまで ------------------------------
次は、この「やらせ」の最大の劇的な大目玉、「サダム銅像引倒し」が、「人違い」だったのか否かであるが、まず、「バクル大統領」について、以下の2つの電網検索情報を示すのみとする。
1)・・・・・・・
----- 引用ここから ------------------------------
http://www.fuchu.or.jp/~stock/chrono/year/1968.html
[中略]
1968/07/17,昭和43/07/17
イラクでクーデターが起こり、アーリフ政権が打倒される。バクルが大統領に就任する
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------
2)・・・・・・・
----- 引用ここから ------------------------------
http://www.yomiuri.co.jp/attack/200301/a20030123_05.htm
[中略]
イラクの血塗られた現代史
1932年10月 イラク独立
1958年 7月 カセム准将率いる自由将校団が王制を打倒、共和制革命(★ファイサル2世国王一家処刑)→カセム首相
1963年 2月 バース党系将校団クーデター(★カセム首相処刑)→アレフ大統領(弟)
1963年11月 アレフ大統領が体制内クーデター→バース党を駆逐
1964年 9月 バース党がクーデター失敗→バクル、フセイン両氏投獄
1968年 7月 軍とバース党がクーデター→アレフ大統領(兄)亡命→バクル大統領
1979年 7月 バクル大統領引退でフセイン氏大統領に
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------
さて、本日は11日なり、午前5時30分、起き出してすぐに、CNNを見始めたが、まだ、「誤報」騒ぎにはなっていない。「サダム銅像引倒し」場面の繰り返しに、ラムズフェルドの「ベルリンの壁の崩壊以来」発言の繰り返しが続く。
ほっぺたをつねりたくなるような奇妙な状況だが、新聞の朝刊は、まだ配達されていない。
で、とりあえず、阿修羅戦争31掲示板から、すでに見ていた以下の投稿を拾い直す。
----- 引用ここから ------------------------------
「ぶっ倒したな」フセイン像引き倒しに米大統領興奮(読売新聞)
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/495.html
投稿者 えーてる 日時 2003 年 4 月 10 日 11:50:32:xj8frcsFcAfdI
【ワシントン=柴田岳】「ゼイ・ガット・イット・ダウン(ぶっ倒したな)」。ブッシュ米大統領は9日午前、ホワイトハウスのテレビで、バグダッド中心部のフィルドス広場に立つフセイン大統領の銅像がイラク市民と米海兵隊の手で倒され、市街を引きずり回される映像を見た瞬間、興奮気味に叫んだ――。
大統領は9日朝、議会指導部との朝食会でイラク戦争への超党派の支持を重ねて要請した後、国家安全保障会議を緊急招集し、イラク全土の制圧に向けた軍事作戦やフセイン政権崩壊後の統治・復興のシナリオなどを、1時間以上にわたって協議した。
そして、米東部時間午前10時45分(イラク時間午後6時45分)、ラムズフェルド国防長官と定例協議を終えて執務室を出たとき、隣の部屋のテレビで、右手を上げた高さ10メートルほどのフセイン大統領の銅像が首に麻縄をかけられて今にも引き倒されようとしている生中継の映像を目にした。大統領は続きを見たかったが、スロバキア大統領と会談しなければならなかった。
約30分後、大統領がテレビの前に戻ると、銅像はすでに倒され、イラク人の手で市街を引き回されていた。「ぶっ倒したな」。大統領が叫んだ言葉は、対外的には慎重姿勢を強調する米政府内にも高揚感が広がっていることを象徴していた。
フライシャー大統領報道官も9日午後の記者会見で「フリーダム(自由)」という言葉を17回も使った。「大統領はバグダッドの道々で歓喜の踊りを舞うイラク市民の姿を見た。大統領の考えは、人間は自由でありたいと望むものだということだ。それはブッシュ・ドクトリン(ブッシュの教え)でもアメリカン・ドクトリン(米国の教え)でもない。『ゴッド・ギブン・ドクトリン(神の教え)』なのだ」
だが、独裁者からの「解放」の歓喜が、そのまま米国への「感謝」として定着するかどうかはまだわからない。
米CNNによると、この日、フィルドス広場のフセイン像によじ登った米海兵隊員が、フセインの顔に星条旗をかけたとき、群衆は静まりかえった。テレビを見ていた米国防総省の記者室ではため息が漏れ、アラビア語テレビの解説者は怒りをあらわにした。星条旗は急いで旧イラク国旗に取りかえられた。
この場面をブッシュ大統領は見ていなかった。(読売新聞)
[4月10日11時27分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030410-00000101-yom-int
----- 引用ここまで ------------------------------
こうなると、最早、「サダム銅像引倒し」の知らせへのブッシュの狂喜は、バクル前大統領の間違いだったら、「人違いでした」では、とうてい済まされない。
すでに、以下の投稿もある。
----- 引用ここから ------------------------------
バクル大統領。確かにサダムには似ていないぞ…
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/552.html
投稿者 通りすがり 日時 2003 年 4 月 10 日 19:47:55:lsnwkuzsIdHho
(回答先: あの像はバクル大統領 投稿者 caterpillar 日時 2003 年 4 月 10 日 19:30:15)
米メディアはサダム・フセインと報道。
写真を見ると確かにフセインとは違う顔に見える。
ひょっとして…
引き倒した海兵隊、ペンタゴン、ブッシュ、米メディアは大恥かかされたかも?
あの場所で騒いでいたイラク人達は確信犯かな? それとも彼らもフセインと思いこんでいたの?
http://story.news.yahoo.com/news?g=events/wl/040703saddamicon&a=&tmpl=sl&ns=0&l=1&e=18&a=
----- 引用ここまで ------------------------------
しかし、しかし、これが「大恥」だけで済まされるわけはない。これだけの象徴的な銅像を、人違いすること自体が、「引倒し」に参加した連中が、バグダッドの住民では絶対にないことを、如実に証明しているのである。プレートを剥がし、引き倒した銅像の顔を壊すなど、もしかすると、人違いを承知の上で、物的証拠の隠滅を図った疑いもある。
サダムの前任者、バクルの銅像は、日本ならば、上野の公園の入り口に立つ西郷隆盛の銅像のようなものである。
さあ、さあ、この裸の猿史上、最大かつ、もっとも滑稽な、「モロン大統領」猿の「無理矢理の戦勝演出」、世紀の企画、「やらせ失敗」の真相、深層を、暴き尽くして、破局に追い込むべき決定的な好機なのである。
と、以上まで記して置いたところへ、午前6時30分、入り口の扉が、ゴトっと鳴って、日経の朝刊が届いた。1面には、「フセイン政権の崩壊」の線で、「北部要衝キルクーク陥落」の4段縦見出しが踊っている。
CNNで何度も繰り返される「サダム銅像引倒し」画面には、銅像の台のプレートをはがす場面と、倒した銅像の顔の部分を破壊する場面がある。
物的証拠を抹殺すれば、あれは「サダム・フセインの銅像」だったと、世界中に思いこませたまま、当面の「戦勝」演出が継続できるのであろうか。
いやはや、これはますます不気味である。ジョージ・オウウェル『1984年』の世界に迷い込んだような気分である。
そこで、そろそろ、電話もできる時間になったから、TBSに電話した。その結果は、以下のように投稿した。
----- 引用ここから ------------------------------
「あの像はバクル大統領」TBSニュース説は、現地にいたことのあるアラブ人通訳が言ったとのこと。至急、調査の必要有り。
http://www.asyura.com/0304/war31/msg/675.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 4 月 11 日 12:33:54:
「あの像はバクル大統領」TBSニュース説は、現地にいたことのあるアラブ人通訳が言ったとのこと。至急、調査の必要有り。
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------
さあ、いかがかな。いくつかの大手メディアと外務省に、徹底調査を求めた。私は、いわば不眠不休に近く、最早、疲れ果てているから、しばらくは、「果報は寝て待て」とする。
以上。
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電網速報『亜空間通信』(2001.09.01.創刊 2003.04.11.現在、566号発行済)
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