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すいません。さきほどの写真貼りつけられなかったので再度リンクしました。(これでだいじょうぶかな?)
フセイン政権崩壊!!(4月10日) (アジアプレス・インターナショナル)
「私の後ろに米軍の戦車が何台も並んでいます。米軍は市内中心部を完全に制圧しました。24年間に及ぶフセイン政権が崩壊したのです」
9日午後5時(日本時間午後10時)過ぎ、バグダッドの綿井健陽はパレスチナ・ホテルの前から、リポートの第一声をそう切り出した。綿井の背後では市民たちがフセイン大統領の銅像を引き倒そうと集まっている。しかし、綿井は続けてこう語った。
「米軍による制圧を解放と受け止めている市民は非常に少ない」
これが綿井の実感だ。多くのメディアは「米軍を歓迎する市民」の表情を繰り返し放送している。しかし、そのような人々はごく一部に過ぎないと綿井は言っているのだ。
「米軍の戦車に向かって『あなた方はいったい何人の子どもたちを殺してきたのか』と叫ぶ女性の姿が印象的でした」
彼女は「GO HOME」と書いた紙を持っていた。この戦争でイラクの人々にどれぐらいの犠牲者が出たのかはまだ明らかではない。「解放」という言葉だけで、この状況を語るのは間違いである。「勝利」はあくまでも軍事的なものであり、私たちは正当性を欠いたこの戦争に同意することはできない。その見方は変わらない。
日本時間の10日午前1時ころ、綿井と電話が通じた。市内は平穏だという。ジャーナリストたちの死に打ちのめされていた昨日と違い、今は声にも張りが感じられる。
「情報省の役人がいなくなったので、今日からまた通訳を雇います。100ドルとちょっと高いけどいいですか?」
さすがに大阪の出身である。どのような状況下でも節約の精神を忘れない。
今日からは戦況報告ではなく、戦争被害の実情を取材し、この戦争の意味を検証していきたい。
※ 綿井のテレビリポートはテレ朝・TBS系列の夕方のニュース番組と夜の「ニュースステーション」(テレ朝)「筑紫哲也NEWS23」(TBS)で行っています。
(アジアプレス・インターナショナル代表 野中章弘)
http://headlines.yahoo.co.jp/specialfeature/2003/iraq/news/a20030410short.html