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(回答先: 銅像引き倒し・・・早く日本にもその日が来るように 投稿者 GOODMAN 日時 2003 年 4 月 10 日 21:55:09)
言いたいことはわかります。
しかし、それらを米英にやられるのはゴメンです。
イラクやイランがピンポイント攻撃をしてくれるなら、私はまだ歓迎しますが、国内も国際世論もそれを卑劣なテロとしてつるし上げるだけでしょうから、その意味で現実的にはそれも却下します。
既に東京大空襲や原爆投下を経験されているご年配の方に聞いても、絶対に許さないでしょう。
そういったことで、他国をあてにするくらいなら、あなたのような不満を持つ国民自身が決起して、新たな維新を起こす、というのが筋というものでしょう(ここで決起を呼びかけている訳ではないし、私も今動く気はありません。そんなことしたら阿修羅にも危険が及ぶでしょうから。
ただ、何かを変えたいのなら、自発的に責任を持ってはっきりと問題を意識することから始め、他をあてにすることはないこと、を提案します)。
その意味では、イラクの国民もフセイン政権に対して本当に不満があるのなら、自発的に維新を起こすのが筋でもあるし成功する可能性も高いのであって、そもそも今回のような、国民の中でその不満が本格化することも待たず、米国の一方的なおせっかいで「解放」や「変革」などとほざくことは、見せ掛けをどう繕おうとも失敗に終わるし、最初から失敗しています。
また、日本の明治維新も、きっかけは外国船の到来という外部からの揺すぶりによるショックにありましたが、当時の日本は鎖国をしており外国がどういう発展の過程にあるのかほとんど知らされていなかったという状況があったわけです。
また、彼らはいきなり軍隊を送って侵略してきたわけでなく、力を見せつけはしたものの交渉をすることで揺すぶりをかけてきたわけです。つまり、外交にすぎません。
しかし、それをきっかけに幕藩体制の歪みやもろさが露呈し、不満が広まっていた結果、自発的な維新が起こったのです。これは同時に、欧米の侵略に到る結果を防ぐ目的も兼ねていたと思います。
つまり、外交による揺さぶりをかけるという手段には変革を促す一定の効力はあると見ますが、いきなりの侵略(耳あたりの美しい口実を使えば一層のこと)は、逆効果しか生まない、ということです。
侵略者側も本当のところ、単なる押し込み強盗としてしか認識されないでしょう。
たかだか数百人にも満たない民衆を使った、アメリカの製作した映像に、イラクの民衆の思いが込められているなどと騙されてはいけません。