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一つは既に1週間前から行なわれていることだが、キリスト教聖書を配布するという新たな策動が今日報じられたので、まとめて書き込む。
● クウェートからバスラまで堂々と“赤十字”マークを付けたトラックを縦列走行
1週間前ほどに放送された「BBCニュース」は、バスラなど南部地域に援助物資を運ぶトラックがクウェートから出発する様子を映像付きで流した。
そのトラックにはどれも側面及び背後の幌に大きな“赤十字”マークが付いていた。
(丸で囲んだなかに赤十字マークで円の下部に国際赤十字委員会の英語表記)
そして、トラックに積み込んでいたダンボール箱にも同じマークの小さなものが添付(印刷?)されていた。
日本人にとっての赤十字マークは“人道的機関”の識別マークという認識しかもたれずに、そんなことはどうでもいいじゃないか援助物資さえ届ければというものかもしれないが、アラブ諸国の人々にとっては、大虐殺と略奪に苦しんだ「十字軍」を想起させるものである。
それを付けたトラックを、クウェートからバスラまで堂々と縦列で走行させ、配布する援助物資の箱にも「十字軍」を想起させるマークを付けているのである。
その前に映像で流されたウムカスルの援助物資には、気を使って赤新月社のマークが付いていた。(だからこそ、イスラム諸国では赤十字マークではなく赤新月社マークが使われている)
米英政権や国際赤十字は、歴史やアラブの人々の意識をあまり知らない日本人と違って、それらを熟知している。
そうでありながら、大きな赤十字マークを付けたトラックを援助の名の元に縦列走行させるという暴挙に出たのは、自分たちが「十字軍」であることをことさらイラク国民に見せつけ、十字軍に負けた哀れな被征服者であることを意識させる目的としかいいようがないのである。
● 援助物資と一緒に「キリスト教聖書」を配布
今日(4・10)昼過ぎに放送された「CNNニュース」は、イラク南部で国際赤十字委員会が援助物資と一緒に「キリスト教聖書」を配布していることを映像付きで報じた。
流された映像は、病院に入院している人たちに援助物資とともに「キリスト教聖書」を配布しているものだった。
これは、キリスト教に改宗させることが主たる目的ではない。(それは無理だとわかっているから、何人かが改宗すればラッキーというものだ)
腐れきった米英政権(世界支配層)は、グァンタモナ“捕虜収容所”もそうだが、ムスリムを侮辱し、「悔しかったら力で対抗してみろ、今回もできなかったじゃないかざまーみろ」ということを、言葉ではなく行動で示しているのである。
そして、その挑発にのって抵抗運動を行なうムスリムを、「ほらほらアホが逆らってきた。やっちまえ!」と思いながら虐殺したいのである。
あくどいことに、このようなことを意図している彼らが虐殺に直接手を染めることはなく、「テロリスト」だとレッテルを貼って、傭兵(米英軍兵士)や旧フセイン政権兵士に虐殺をやらせることになる。
イラク国民とりわけムスリムには、米英政権の意図を見抜き、占領支配を許さず叩き出すチャンスが残っている段階で総力を上げた対抗活動を行なって欲しい。
米英のイラク占領支配を許せば、一応ムスリムを自称しているフセイン政権よりも過酷な“ムスリム狩り”が行なわれ、世界支配層がムスリム同士の殺し合いを高みから眺めて高笑いする状況を出現させてしまう。
※ 参照書き込み
『【世界は「大宗教戦争」のまっただ中にある】『十字軍』と『魔女裁判』は今なお進行している現実のものである』〈その1〉から〈その3〉まで
( http://www.asyura.com/sora/bd16/msg/587.html )
( http://www.asyura.com/sora/bd16/msg/588.html )
( http://www.asyura.com/sora/bd16/msg/589.html )