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米英軍、イラン反体制組織ムジャヒディン・ハルクを攻撃
http://www.asahi.com/international/update/0409/029.html
米英軍は7日から8日未明にかけ、イラク東部で、バグダッドに本部を持つイラン最大の反体制武装組織ムジャヒディン・ハルク(MKO)に激しい攻撃を加えた。80年に国交を断絶したイランと米国は「大悪魔」「悪の枢軸」と非難しあう仲だ。しかし、複数の欧米メディアはイラク戦争前に両国が水面下で交渉していると伝えており、秘密裏の協力を裏付ける動きとも見える。
国営イラン通信によると、イラン国境付近にあると見られるMKOの兵舎に対する空爆が約30時間続いた。詳細は不明だが、MKO側に相当数の死者が出た模様だという。
ユネシ情報相は7日、MKOからすでに約100人が離脱し、イラン側が保護したと明らかにした。AFP通信によると、MKOはこれを否定し、「イラン政府は米国にMKOの拠点を空爆するよう求めた」と非難した。
ワシントン・ポスト紙は今年1月に両国高官が欧州でイラク戦争で意見交換したと報道。アーミテージ米国務副長官は2月にロサンゼルス・タイムズ紙に「イランはイラクや北朝鮮に比べたら民主的だ」と発言した。直後にロイター通信は米政府高官の話として、イラク攻撃が始まればMKOは掃討されると伝えた。
UPI通信によると、イラク担当のカリルザード米大統領特使とイラン高官が3月16日にジュネーブで会談。イランは戦争不介入と、米軍機がイラン領内に緊急着陸した場合に救助することを約束したという。
80年から8年続いたイラン・イラク戦争で、米国はフセイン政権を後押しした。79年のイスラム革命でイランの親米政権が倒れ、湾岸の親米諸国に革命が波及するのを恐れる米にとって、イラクは「敵の敵は味方」だった。今度のイラク戦争で、フセイン政権は米とイランの共通の敵となった。
01年のアフガン戦争でも両国は非公式に共闘した。タリバーンが共通の敵だったからだ。このときアフガン担当特使のカリルザード氏が、いまも仲介役となっている可能性もある。
また、イラン・イラク戦争中、米が秘密裏にイランに武器売却を交渉したイラン・コントラ事件に見られるように、両国には隠れたパイプがあるともいわれる。
イランのアセフィ外務省報道官は、7日の記者会見で「米との合意などない」と否定している。
(04/09 22:17)