現在地 HOME > 掲示板 > 戦争31 > 327.html ★阿修羅♪ |
|
米英の圧力?国連事務総長が英独仏露歴訪取りやめ
【ニューヨーク=勝田誠】アナン国連事務総長は8日、イラク戦後統治問題などを協議するため9日から予定していた英独仏露各国の歴訪を取りやめた。国連報道官は、事務総長が、17日からアテネで開かれる欧州連合(EU)首脳会議に出席し、各国首脳と会談することになったため、と説明した。
しかし、この表向きの理由とは別に、「米英が事務総長に対して、現時点での訪問は無意味として圧力をかけ、訪欧を取りやめさせた」(国連外交筋)との情報もある。
戦後イラクの問題で米政府は、国連の関与は不可欠としながらも、特に、暫定行政機構など統治形態については、米国主導で押し進めたい考えを明らかにしている。これに対して、仏、露、中などは、「戦後統治の正当性を確保できるのは国連安全保障理事会だけ」(ロシア)として、新たな安保理決議無しの統治は許されないと主張。英国は双方の妥協点を探っている。
このため、事務総長が仏、独、露など3か国の首脳と現時点で会談すれば、「国連がまたしても政治的に板挟みになる」(国連外交筋)のが明らかなため、外交圧力もあって、訪欧を取りやめた模様だ。(読売新聞)
[4月9日11時49分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030409-00000204-yom-int