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(回答先: 戦火のバグダッドで取材する記者たちが、米軍による8日の相次ぐ誤爆で死傷 投稿者 あまりにひどい記事 日時 2003 年 4 月 08 日 23:00:19)
相次ぐ誤爆で記者死傷、アラブ反米感情に火か
【読売新聞】
【カイロ=秦野るり子】戦火のバグダッドで取材する記者たちが、米軍による8日の相次ぐ誤爆で死傷した様子は、ほぼリアルタイムで世界に伝えられた。
とくに、カタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」とアラブ首長国連邦(UAE)の衛星テレビ「アブダビ」のオフィスがほぼ同時に被弾し、アル・ジャジーラの記者が死亡したことは、同テレビを通じてイラク戦争を見守るアラブの人々の反米意識を高めることになりそうだ。
情報省の近くにあるアル・ジャジーラのオフィスが被弾したのは、バグダッド時間の8日午前6時ころ。中継のため、オフィスの屋上にいたターレク・アイユーブ記者が重傷を負い、病院に運ばれたが死亡した。被弾の瞬間、画面が真っ黒になり、その後、毛布にくるまれたアイユーブ記者が、隣接するアブダビテレビの車に運び込まれる様子が放映された。
アル・ジャジーラのオフィスは同日、米軍とイラク軍の激しい戦闘が繰り広げられた一帯にあるが、被弾を伝える記者は、「米国は、イラク国民に対する犯罪を伝えるわれわれを黙らせようと意図的に狙った」と断定した。また、スタジオのアナウンサーは、2001年に米軍が主導したアフガニスタンでの戦いでもカブールのアル・ジャジーラのオフィスが攻撃された点を強調、アラブの世論形成に大きな力を持つ同テレビが米政府に敵視されていると言わんばかりだった。
一方、同テレビのオフィスから約2キロ離れたパレスチナホテルでは、15階と17階が被弾した。
同ホテルが各国記者の拠点となっていることを米軍は十二分に承知している。米国防総省の高官は、ロイター通信に対し、「パレスチナホテル近くにイラクの狙撃兵がいた」と語っており、狙撃兵を狙って誤射した可能性がある。
地雷を踏んで死亡した英BBCテレビの記者など、今回の戦争で、米、イラク軍いずれかの攻撃での死亡が確認されたジャーナリストは、8日の3人を含め8人となった。1991年の湾岸戦争では4人が死亡、2人がいまだに行方不明のままだ。