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(回答先: ジャーナリスト「標的」に 次々と倒れる記者たち 毎日新聞 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 4 月 08 日 21:50:38)
【カイロ城島徹】カタールのアラビア語衛星テレビ局「アルジャジーラ」のバグダッド支局が砲撃を受け、記者が死亡した事件について、同テレビ局は8日、緊急ニュースとして報道した。アルジャジーラは「我々は現場で民衆の本当の姿を報道してきた」と訴え、米国を名指しすることを避けながらも強い抗議のメッセージを送った。
一方、米軍はこの日、バグダッドで報道関係者の宿泊先となっているパレスチナ・ホテルを砲撃したことを認めた。イラク戦争が激化する中で起きた相次ぐメディアへの攻撃は、アラブ世界の対米感情を悪化させ、戦後処理にも大きな影響を与える恐れがある。
死亡したアルジャジーラのアルーニ記者は、01年の米軍によるアフガニスタン攻撃の際はカブール支局に勤務し、米国の空爆で重傷を負った。
アルジャジーラは、放送の中で「米国は、我々のカブールの支局もバグダッドの支局も、その位置を熟知していたはず」と説明。さらに、モスクワ駐在記者が駐モスクワ米国大使の会見への出席を断られた経緯を明らかにするなど、アルジャジーラが米国から快く思われていないメディアであると強調した。
エジプトのアハラム政治戦略研究所の軍事アナリスト、モハマド・アブドルサラム氏は、今回の事件について「米国がアラブのメディアを標的とした意図的な攻撃だと思う。なぜならアルジャジーラはバグダッドの様子を詳しく報じるアラブの象徴的なメディアだからだ」との見方を示した。
また、米国はアルジャジーラがイラク側の放送に設備面などで協力したと疑ったのかもしれないとも述べ、「米国が掲げる『クリーンな戦争』と裏腹の悲惨な映像を流す現地の報道がこれから続くことを米国は恐れたのだろう」と批判した。
[毎日新聞4月8日] ( 2003-04-08-20:35 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20030409k0000m030065000c.html