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【モスクワ町田幸彦】ロシアのチトレンコ駐イラク大使は7日、バグダッド郊外で6日起きた露大使館の車列銃撃事件について、「米軍が発砲した」と言明した。大使はシリア入りし、ダマスカスで報道機関に語った。
インタファクス通信によると、チトレンコ大使は6日、バグダッドを出たところで、イラク軍と交戦中の米軍部隊から直接銃撃を受けたという。大使は「職員が車外に出て外国人であることを身振りで示そうとしたが、(米軍は)発砲してきた」と語った。
一方、米高官によると、ライス米大統領補佐官は7日、プーチン大統領らとの会談で「(米軍は)露大使館の車列に危害をし加える意図はなかった」と説明した。米高官は「米国は(事件の)責任を負わない。露大使館員のバグダッド退去に米国は協力する意向だったが、完全な保証はできないと通告した。戦場の出来事だ」と話している。
[毎日新聞4月8日] ( 2003-04-08-10:38 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030408k0000e030025000c.html