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●AFP通信によれば、A10攻撃機は情報省(への道路)、計画省、宮殿などを標的にしているようですが、「アルジャズィーラのバグダッド支局はマンスール・ホテルの近くにあり、情報省の庁舎からは遠く離れている」にもかかわらず、米軍のミサイルで破壊されました。(これはフセインを狙ったマンスール地区の空爆のようですね。いま午後4時半現在のNHKラジオ総合のニュースで、アルジャジーラのスタッフ1人死亡と報じられました。)
●ユーゴでは中国大使館、アフガニスタンではやはりアルジャズィーラ支局を爆撃していますし、今回はイラクでロシア外交関係者に文字どおりの「テロ攻撃」を行なっていますね。アメリカ軍の行動は倫理的に正当化しようのないものですから、国際法廷で裁いてほしいものです。
●AFP通信
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シドニー・モーニング・ヘラルド(オーストラリア)
http://www.smh.com.au/articles/2003/04/08/1049567667355.html
US missile hits Al-Jazeera office
【米軍のミサイルがアルジャズィーラのオフィスを直撃】
April 8 2003, 3:14 PM
Doha: A US missile hit the Baghdad offices of Al-Jazeera television early today, wounding a cameraman and leaving a correspondent missing, the Qatar-based Arabic news network said.
【ドーラ発――カタールに本拠を置くアラビア語のニュースネットワーク、アルジャズィーラ・テレビの報道によると、本日の朝、米軍のミサイルが同局のバグダッド・オフィスを直撃し、カメラマン1人が負傷し、記者1人が行方不明になった。】
The station aired footage of the cameraman being taking away for treatment
in a car belonging to rival network Abu Dhabi television.
【同局では、負傷したカメラマンがライバル局アブダビ・テレビの車で病院に運ばれていく模様を放映した。】
Al-Jazeera's offices are near the Mansur Hotel, not far from the information
ministry.
【アルジャズィーラのバグダッド支局はマンスール・ホテルの近くにあり、情報省の庁舎からは遠く離れている。】
The administrative district around Saddam Hussein's Republican Palace came under attack by a US air force A10 "tank killer" plane for the first time today as US armour engaged in fierce fighting with Iraqi troops inside the sprawling city centre compound.
【バグダッド市内の不規則に延びた中心街で米軍機甲部隊とイラク軍部隊とが激しい交戦に突入して以来、本日初めて、アメリカ空軍のA10「対戦車」攻撃機が投入されて、サダム・フセインの共和国宮殿を囲むように広がる官庁街に攻撃を加えた、】
An AFP correspondent said the aircraft had appeared to fire on a road leading to the information ministry, as well as on the planning ministry and the northern entrance to the palace compound.
【AFP通信の記者は、A10攻撃機が情報省に通じる道路や、計画省や宮殿・北側入り口にも攻撃を加えていたようだ、と語った。
】
AFP
Copyright c 2003. The Sydney Morning Herald.
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●アルジャズィーラは一昨年の“米軍アフガン侵攻”のときもアフガニスタンのカブール支局を米軍に空爆されました。その直後に毎日新聞が行なったアルジャズィーラ本社報道局長へのインタビュー記事をあらためて紹介しておきましょう。
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毎日新聞(2001年11月19日付け)
http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/nybomb/afghan/200111/19-07.html
衛星テレビ「アルジャジーラ」局長にインタビュー
ウサマ・ビンラディン氏の声明ビデオなど、アフガニスタン関連報道でスクープ連発のカタールのアラビア語衛星テレビ「アルジャジーラ」。しかし、反タリバン連合(北部同盟)の進撃、タリバン政権崩壊で、不利な立場に一転した。ドーハの本社でイブラヒム・ヘラル報道局長に聞いた。
【ドーハ(カタール)で福本容子】
――アフガン情勢変化の影響は。
◆我々の立場は急速に弱まり、報道はずっと難しくなった。今カブールで自由に取材活動できるのは、北部同盟から活動を許された報道機関だけだ。我々は2カ月も前から許可を申し入れているが、アラブ系テ レビ局であるため許可されない。
――なぜですか。
◆2つの理由で彼らはアラブを嫌っている。アラブ人がタリバンに手を貸してきたと思っていること。もう1つは、マスード将軍を殺したのが、ジャーナリストを 装ったアラブ人だったことだ。
――カブール支局は空爆されましたね。
◆米軍の爆撃で大破し映像を直接送れなくなった。北部同盟が首都入りした日に我々が爆撃されたのはとても奇妙だ。意図的爆撃か偶発事故だったのかは分からないが、米政府には何度も支局の位置を伝えてあった。
――「ビンラディン氏の宣伝機関」との批判もありました。
◆そんな見方は狂っている。報道機関である以上、ブッシュ大統領の発言もビンラディン氏の発言も、意図的に隠すことはできない。報道の価値があると判 断したから流した。
――アルジャジーラの報道の影響は。
◆我々の報道がなければ、西側の指導者たちはビンラディン氏の考えを知る方法がなかっただろうし、情報収集や分析はもっと困難だったろう。ビンラディン氏が米国民の殺害を呼びかけるのを我々が報じたからこそ、米政府は戦争を正当化でき、多くの国から 支援を獲得できたと思う。苦しむアフガンの人々の姿 を伝えたことで世界が同情し、難民支援にもつながったはずだ。
[毎日新聞11月19日]
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