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(回答先: ナオミ・クライン.「イラク復興再建」は私営化の隠れ蓑である(益岡賢氏のHPより) 投稿者 キャプテン 日時 2003 年 4 月 15 日 16:18:12)
クラインは正しい。イラクは新自由主義(市場原理、自由貿易、規制緩和、民営化)の最もラディカルな実現空間となる可能性が高い.もともと世俗政権であり、現在イスラムの価値を体現する政府が存在しておらず、というよりいかなる政府も存在していない。つまり規制当局自体が存在していない。湾岸戦争での経済制裁を受けるべき政府そのものが存在していないので、事実上経済制裁は消滅した。電気、通信、水道、ゴミ、教育などの社会インフラは、すべて、米英政府が、米英企業を誘致しているはずだ。イスラムの価値を体現せず、かつ米英の新自由主義の価値を体現する政府を作り、米英法の体系を持ち込ませるだろう。佐々木のいうように、生活に困窮しきっているイラク国民は、社会インフラを再建してくれるなら、誰でもかまわないと思う可能性があり、それをイスラムの信心が足りないと指弾することはできないだろう。とにかく生活再建であり、職の確保であり、米英企業はこの両方を提供する位置に入るのだろう。復興資金派IMFとなり、新政府はとんでもない金額の借金を追うことになるだろう。米英企業には日本国民の税金も投入されることになるだろう。
日本の企業も早く乗り込め、そして、株価が上がるのがみたいというのがDdog氏の日本国益論の一部を構成することになる。
米英は悪魔としかいえない。