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イラク軍組織の壊滅確認 化学兵器実験とシリア非難 暫定政権樹立へ初会合
【ワシントン14日共同=木下英臣】米統合参謀本部のマクリスタル副作戦部長は十四日、イラク戦争で米軍が制圧した北部ティクリットに残存していた兵力が「最後のイラク軍部隊だった。大規模な戦闘は終わった」と述べ、イラク軍組織の壊滅を確認した。
一方、ラムズフェルド米国防長官は、シリアについて「過去十二カ月か十五カ月の間に化学兵器の実験を行った」と非難。フセイン政権の指導層の逃亡先となっており、イラクでの米軍との戦闘に参加するよう兵士に報奨金を支払っているとの情報があるとあらためて強調した。
イラクでの大規模戦闘の段階を終えたことで、ブッシュ米政権はフセイン大統領や政権指導部の捜索、首都バグダッドなどでの治安回復、暫定政権の早期樹立などに全力を挙げる方針だ。十五日には南部のナシリヤ近郊で反フセイン勢力を集めた初会合が開催される。
シリアについてフライシャー米大統領報道官は「まさにならず者国家だ」と非難。イラクと同様に武力行使する可能性については「地域、国家はそれぞれ個別の対応がある」と述べ、留保の姿勢を示しながらも「あらゆる選択肢はテーブルの上にある」と強調した。
副作戦部長は、イラク情勢について「今後はより小さな戦闘の段階に移る」と指摘。イラク空爆のため周辺海域に展開していた空母機動部隊が任務を終了し、帰還することを明らかにした。
バグダッドなどで続いている略奪などの混乱について、副作戦部長は「明らかに安全、安心という目標に向かっている」と述べ、治安回復に対する自信を示した。
米空母は、リンカーンがイラク周辺海域を離れたほか、キティホーク、コンステレーションもそれぞれ任務を終えて母港に帰還する予定で、ペルシャ湾に展開する空母はニミッツ一隻となる。
(了) 04/15
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/iraq2/news/0415-796.html