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日増しに濃くなる占領色 厳重警備に市民の不満も
【バグダッド15日共同】イラクの首都バグダッドでは、米軍による制圧から日がたつにつれ、占領色が日増しに濃くなってきた。治安維持のために配置された米軍兵士の姿が増え、十四日からは米軍によって夜間外出禁止令も出された。
市民の間には、極度に悪化した治安の回復で米軍部隊の力に期待するムードがある半面、「なぜ米軍がわれわれに指図するのか」との不満も徐々に強まっている。
商店や食堂が再開し始めた中心部のカラダ地区では、隅々に米兵が立ち「ここに駐車するな。反対側に行け」と英語や身ぶりで指示。「近くは軍の施設もない。なぜ駐車すらできないのか」と憤る運転手もいる。
兵士に聞くと、警備の理由は病院を略奪から守るためだったが、英語が分からない市民には、理不尽な命令に聞こえる。
米軍は、略奪で荒れ放題だった大統領宮殿などにも戦車や軍用車両を配備。米軍や外国報道機関が入居するパレスチナ・ホテルでは、米軍が二重にゲートを築いて身分証明書を検査するなど、警備を厳しくしている。
同ホテル前では十四日、百人以上の男たちが集まり「米国が約束した“自由”はどこにあるんだ」と気勢を上げた。
(了) 04/15
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/iraq2/news/0415-792.html