現在地 HOME > 掲示板 > 戦争31 > 1136.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 国立博物館からメソポタミア文明の発掘物など略奪(毎日新聞) 投稿者 キャプテン 日時 2003 年 4 月 14 日 00:29:25)
【バグダッド小倉孝保】バグダッドのイラク国立博物館で、メソポタミア文明の遺跡の発掘物など貴重な展示品十数万点が略奪されていたことが分かったが、本物と模造品を見分けて持ち出すなど、考古学に詳しい専門家が略奪に加わっていた可能性が浮上している。
同博物館は、約5000年前にチグリス・ユーフラテス川流域に発達した古代四大文明の一つ「メソポタミア文明」の貴重な史料を数多く収蔵しているが、今回の略奪で壊滅的被害を受けた。
博物館関係者が米ニューヨーク・タイムズ紙に語ったところによると、奪われたのは古代シュメール王朝時代(紀元前3360〜同2000年)の金の琴や首飾りなどの装飾品や、同王朝時代の古代都市の一つでイラク南部のウルで発見された女性の頭像など。
同博物館には、バグダッド陥落直後、市内が無政府状態になった際、数千人が押し入ったといわれる。暴徒化した市民はガラスケースを割って展示品を持ち出した。さらに博物館内部の収蔵庫も荒らされたことが確認されている。
藤井秀夫・国士舘大名誉教授(メソポタミア考古学)によると、同博物館はメソポタミア文化に関して、コレクションの整理や豊富さにおいて、アラブ諸国で随一、世界でも有数の存在だという。
特にシュメール時代のウル第3王朝の王墓から出土した女王の冠やハープなどが、きわめて貴重な収蔵品として知られている。また、展示品以外ではアッシリア時代の宝石がちりばめられた金の王冠や腕輪などが収められている。 【窪田淳】
[毎日新聞4月14日] ( 2003-04-14-11:03 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030414k0000e030020000c.html