![]() |
|
【カイロ=平野真一】13日付のサウジアラビア各紙は、同国で来月初めにも大規模な内閣改造が行われ、閣僚の半数近くが交代する見通しだと伝えた。フセイン・イラク政権排除を手始めに「中東民主化」を目指す米国から強い圧力を受けたための措置という。
アルワタン紙によれば、交代が予想されるのはヌアイミ石油鉱物資源相、ファキーフ商業相、ヤマニ工業電力相ら11閣僚にも上る。後任はいずれも、国政の助言機関「諮問評議会」から選ばれる見通し。ただ、国防航空相、外相など王族が占めている最重要ポストは変わらない。
82年のファハド国王(首相を兼務)即位後、内閣改造は95年、99年に続いて3度目。前回は主要ポスト以外の4閣僚の交代にとどまった。
(2003/4/14/01:29 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030413id31.htm