現在地 HOME > 掲示板 > 戦争30 > 963.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: バグダッド包囲か否か双方発表情報を読み解くに不可欠な経験と知識を無料伝授 投稿者 木村愛二 日時 2003 年 4 月 06 日 23:15:53)
木村様の幼少時のご体験、途中からは私の体験もオーバーラップされました。
まさしく米軍の作戦は点と線のみ確保し、自軍の陣地を築いただけですね。要衝都市を制圧したとは言っても、市民の蜂起はなく、都市の中における点と線。碁盤の面が取れない。面が取れないのに線が延びる。これは死に目ですな。彼らのイメージはチェス感覚では?
ところで小生は60年安保のときは小学校六年生。NHKでも民放でも連日連夜安保闘争のニュースが流れていて、夕食時のニュースでは全学連(反代々木)が警官隊に殴られながら血みどろになって戦っていました。国会突入のあのエネルギーはものすごかった。本当に革命がおきると思った物です。野党も必死になって反安保の街頭行動を行っていました。
ベトナム戦争はまさしく昼は政府軍と米軍が支配し、夜はベトコン支配という二重権力状態が長く続きましたが、最終的には米軍は10年のゲリラ戦に耐え切れず総退却。
たとえ現在の侵略が成功してもいずれイラク人民の身を賭した戦いは、たとえ年月を要しても必ず米軍を追放すると思います。
70年安保は当然私も参加しましたが、69年あたりでは全国で一晩に200万人の規模のデモがあったと記録されています。
これは明らかに権力打倒を実力で行うという意思が読み取れました。私も実際安保自動延長を自分たちの力で食い止められると感じたものです。
ところで今の既成左翼は労働運動すら押さえ込み国会での論議に集中するだけで、現在展開されている市民の反戦運動(街頭闘争)を単なる集票主義に押さえ込もうとするのみ。しかも欧米の労組がイラク戦争では自国政府の戦争政策を支持するなどという破廉恥な「祖国防衛主義」に転落しています。マスメディアもほぼ政権に取り込まれ、大本営発表を垂れ流しするだけで真実が伝わって着ません。日本の連合も全労連も同様の状態にあります。大戦中の翼賛政治そのものですね。
日本、いや世界をこういう状態に導いてしまったのもわたしたち世代の大きな責任を感じます。今一度反戦の戦いを強力に建て直し、侵略政策をとる自国の政権の打倒の戦いへと導いてゆくべきだと思います。