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(回答先: 米軍スポークスマンは“中心部に近い”という無理した表現かな 投稿者 佐渡島 日時 2003 年 4 月 05 日 20:47:03)
バグダッド市の市街地区「突入」報道は、半日位繰り返していたらしい。しかし、5日午後のイラク情報省定例「ブリーフィング」でも、情報大臣が、そのような事実は無いと、一蹴してしまったらしいね。そして、自由に現場を見てきたらどうですかと、記者に促したと言うね。そしてその前に、例の「国際空港制圧に成功」した侵略軍部隊を、昼前までに撃退したと発表したらしい。
これにたいして、侵略軍の答えが、はかばかしく無かったらしいのだね。基本的に「アメリカ軍応援団」であるCNNが、イラク情報省ブリーフィングの報道を終え、すぐにドーハに切り替えた所ではね。その生中継で、イラク側の発表についてコメントを求められたカタール中央軍のアメリカ軍報道官フランク・ソープ大尉が、「ウォー・オブ・ワーズ」言葉の戦争はやめたいとだけ、答えたらしい。これは、「逃げ」と理解できるが、良心が残っていると言えなくも無いね。
これでも、日本NHKのように、米軍がバグダッド中心部に進撃したと、言える筈も無いね。ちなみに、日本メディアが頻繁に使う「進攻」と言う日本文部省の用語は、正しいとは言え無い。「進行」は「侵略」を糊塗する言葉だが、本来「進撃する」の意味に過ぎ無い。これでは、東京裁判の判決も「侵略戦争」の意味も理解できなくなるから、文部省が「歴史偽造」した事になる。
そのNHKの、最新の「報道記事」は、こうあるみたいだね。これは、19時付けなので、定時ニュースとも同じ内容だろう。
「米軍 バグダッド中心部に:米中央軍前線司令部の報道官は、5日、第3歩兵師団がバグダッド中心部に到達し、軍事作戦を行っていることを明らかにしました。南東からバクダッドを目指している米海兵隊もアル・ニダ−師団を打ち破って市内に向かっています。04/05 19:15」とね。しかしここで、「軍事作戦を行っていることを明らかに」したと、述べているのが馬鹿げている。侵略軍が、「軍事作戦」以外に何をすると言うのか、疑問だね。
しかし、同じNHKは、その前に別の記事も掲載していたみたいだね。次の記事だね。
「イラク 米軍の市内進攻を否定:衛星テレビ・アルジャジーラは、中継でアメリカ軍のバグダッド市内進攻について、イラク政府担当者が「今、バグダッドにはアメリカ軍はいない」と話している様子を伝えました。イラク国営テレビは、この報道にはふれていません。04/05 17:59」と言うね。しかし、これも疑問だね。イラク情報省の問題の「ブリーフィング」は、この記事が掲載された時点でも、すでにはじまっていたのでは無いかね。
19時付けのNHK記事に出てくる米軍報道官と言うのが、問題のソープ大尉である事は、間違いないみたいだね。そしてNHKが、ソープがイラク情報省の定例会見の内容に答え得ず、お茶を濁した事をも知っているみたいだね。更に、これらを知っている筈なのに、NHKがイラク情報省の「否定」を一方的に割愛し、ソープ発言だけを記事化したのも、間違い無いね。
これを、「情報操作」または「欺瞞報道」と言うのだね。これは、日本国民から金を徴収して放送をしている筈の「NHK」がして良い事では、無い。NHKは、報道を捏造したと言って良いだろうね。これは、「報道メディア」失格だ。
ちなみに、アメリカのロイターサイトでも、しばらく、この「中心部進撃」報道が話題だった。ロシアやフランスを含む外国の軍事専門家も、これでイラクは敗北だと、コメントを寄せた事を伝えていたね。http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml;jsessionid=DTZNDHICMVJXKCRBAE0CFFA?type=focusIraqNews&storyID=2512970 「Defense Experts on U.S. Push Into Baghdad」だ。
しかし、ロイターのこの文字メディアでも、今は「Iraq Says All 'OK' in Baghdad, Airport Retaken」と、サハフ情報大臣の会見内容を伝えている。http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml;jsessionid=U4WCCOYWMVGUYCRBAELCFEY?type=focusIraqNews&storyID=2513219 でね。文字にするサイトでも、すでに記事になっているが、日本のNHKサイトは「バグダッド陥落」との欺瞞報道を、続けているみたいだね。テレビ報道も、推測がつくと言うものだがね。
アメリカが中心となって、バグダッド進撃を演出したものの、大して株価も上昇しなかったみたいだね。ロンドンが、わずかにと言う所かね。日本の東京市場は、終始良くも悪くも無いらしい。アメリカのNYダウ平均も、一日だけ、大幅値上がりしたのみだ。米英の指導部は、市場動向を見ながらの「戦争指導」をしているだろうね。しかし、どうやら、失敗していると言うしかあるまいがね。
その中で、徐々にながら、ドルの交換レートが落ちているみたいだね。対ユーロ交換レートがね。これは、開戦前からの動きだね。そして、その低落傾向が、今も、基調となっている。
更に、日本の「円」が、対ユーロの価値を下げつづけているみたいだね。対ドルレートが、前の水準に維持されているだけでね。「日本政府」を僭称する戦争犯罪人どもや新しい日銀総裁などは、この事すら、気づいてい無いみたいだね。
日本の小泉などは、「イラク復興」に日本の円を使いたいなどと、妄想ばかり膨らませているのだろう。その結果は、逆に株も債権も貨幣も安くなると、言う事にもなりかね無いね。そういう危機を先延ばしする為、NHKなどを利用し、奴隷メディアに正反対の欺瞞報道をさせているのだろうしね。
ちなみに、木曜に起きた、イラク北部「特攻爆弾攻撃」の「戦士」は、2名の「一般イラク女性」だったと、イラクが発表している。これは、BBCサイトに記事が出ているね。3月の「戦士」が、元兵士で一家の主だったのにたいし、今度は「妊娠中」の女たち2名と言う、衝撃的な事実が判ったのでね。「Iraq says women killed troops」
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/2917107.stm
こう言う、戦闘能力すら無い筈の、一般イラク人レベルからの反撃が続いている為、侵略軍としては、動揺が広がっていると言えるね。となると、侵略軍でも、どうにか「抵抗の意思」をくじきたい。しかし、一連の「快進撃」報道の演出でもって、それが可能になる筈も無いね。
イラク人で、戦闘する体力のある者は軍か民兵に入隊するが、力の無い者は爆薬を抱えて「特攻戦士」となる。そう言う「パルチザン戦術」態勢が、すでに成立してしまったと、言う事だ。侵略国家の米英日豪「指導者」が如何に阿呆であれ、イラクが敗北したなどと、言える情況では無いのだね。
イラク侵略は、未だ日本人にとっては、テレビ戦争に過ぎ無いね。とは言え、今まで通りの「捏造報道」が昂進して行くと、日本国民は、そのフトコロを「直撃」される事は、間違い無い。それでもって、日本人が「悲惨な損害」を蒙る事となるのは、間違い無いのだね。
奴隷メディアの続けるこの手の情報操作は、日本人の運命を、あらゆる意味で危うくすると言う所以だね。