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「不道徳」な「侵略」を「解放」と誤魔化した破綻のひとつ。
大量破壊兵器は見つからず、生物化学兵器の証拠も上手く行かず
分かりやすい戦果といえば「破壊」と「殺戮」の数のみ。
「数百人殺しました!」「2000人殺しました!」とKILLと云う単語がタイトルにも踊るが
あちらを立てればこちらが立たず…な記事ですね。
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http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030405k0000m030062001c.html
イラク戦争:
イラク軍に大量の戦死者 圧倒的な戦力差に疑問
【ワシントン中島哲夫】マイヤーズ米統合参謀本部議長は3日、米英軍の攻撃でイラクの共和国防衛隊などに大量の戦死者が出ていることを認めた。圧倒的な戦力格差を背景に、米軍はイラク側を次々と打ち破っており、イラク側は壊滅状況にある。その一方で、戦闘力の圧倒的に弱いイラク兵を一方的に殺し続けるのが「正義」かどうか、大きな疑問も出ている。
イラク側の大量戦死が初めて確認されたのは3月25日、イラク中部ナジャフでの戦闘だ。米中東軍はイラクの戦闘員「数百人」を殺害したと発表した。米側の被害はゼロだった。
その後、米軍はイラク側の死傷者発生状況をほとんど公表していない。首都南方に布陣した共和国防衛隊メディナ師団やバグダッド師団(それぞれ1万人以上)は米英軍の徹底的な空爆、砲撃、戦車隊による攻撃などで「壊滅」したと発表されたが、人的な犠牲の実態は不明だ。
軍事情報筋は今月1日の時点で、すでにイラク側に大量の死者が出ていたが、「大量殺りく」の印象を避けるために公表を控えたと指摘する。
マイヤーズ議長は3日の記者会見で、共和国防衛隊も、ゲリラ部隊「フェダイン・サダム」も「たくさん殺された」と、ようやく大量殺害の状況を認めた。
AP通信やロイター通信は同日、米部隊従軍記者の報告として(1)バグダッド国際空港への途上、数百のイラク兵の死体を見た。空港での戦闘でも320人のイラク兵が殺された(2)クートの掃討作戦で米海兵隊員が、突撃してきたイラク人30人を殺害(3)ナジャフ付近で米空軍機の機関砲攻撃を受けたトラック2台の車中で、全滅しているイラク人グループを見た――などと伝えている。
この日、報じられた米側の戦死者は「同士討ちで1人」だった。
また、一部の米週刊誌は、塹壕の中から降伏の白旗を掲げながら出てきたイラク兵2人が空爆で死亡したらしい写真を掲載した。一人は頭部が吹き飛んでいる。
垣間見える戦闘の実態は一方的なようで、この「一方的な死」が増えていけば、戦後に深い恨みを残すとの懸念も出てきた。
[毎日新聞4月4日] ( 2003-04-04-19:49 )