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米中央軍のブルックス准将は3日の記者会見で、米特殊部隊が2日夜から3日朝にかけて、首都の北西90キロにある大統領宮殿の一つを急襲したことを明らかにした。中央軍は、特定の指導層の人物や情報の捜索作戦だったとしている。
フセイン大統領と息子が利用する施設で、同准将は「指導部の人間はいなかったが、多くの情報を得た」と述べた。部隊は宮殿内部にあった書類などを持ち帰ったという。中央軍はこの作戦の模様のビデオ映像を記者会見で公表した。
「従軍記者の報告していることは、全体のほんの一部に過ぎない」。米中央軍のブルックス准将は3日の記者会見で、米軍の作戦がイラク各地で広く、深く行われていることを強調しようとしていた。会見では、米特殊部隊が、大統領宮殿を急襲する模様も、暗視カメラを使ったビデオ映像で紹介された。
濃緑色の画面に浮かび上がった宮殿に、機関砲が撃ち込まれた。大型ヘリコプターから、特殊部隊員が次々、中庭に降り立った。
宮殿内部の階段を駆け上がる部隊員を、カメラが追った。手すりには彫刻がほどこされている。がらんとした部屋。中庭に降りたヘリに部隊員が収容され、作戦は終了した。イラク兵の姿は映っていなかった。
特殊部隊が入ったのは、バグダッドとフセイン大統領の出身地ティクリートの中間にある「サルサル宮殿」だという。米側は、大統領関連施設が、兵器の開発や、ミサイルの保管に使用されていると指摘している。同宮殿は98年、国連の大量破壊兵器廃棄特別委員会(UNSCOM)などで構成する特別査察団が査察した大統領関連8施設のひとつ。
ブルックス准将はまた、2日未明のカルバラ付近の攻防について、米陸軍第3歩兵師団が市街地と湖の間のごく狭い地帯の強行突破を試み、成功したと語った。 (04/03 23:18)
http://www.asahi.com/international/update/0403/022.html