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【アンマン2日共同】ヨルダンのアブドラ国王は二日、国営ペトラ通信との会見で、ヨルダンが米英軍の領空使用を認めたことはないと言明、「米英軍機がヨルダン領空からイラク攻撃に出撃している」との一部メディアの報道を否定した。
国王は「正直に言えば、軍用機の領空使用を求められていた」と米英両国から領空使用の要請があったことを認めた上で、「しかし、きっぱりと断った」と語った。
また、バグダッド空爆などで民間人が犠牲となっている事態を「強く非難する」と述べ、「一人のイスラム教徒、アラブ人、ハシム王家の一員として」民間人の犠牲者増加は受け入れられないとの姿勢を強調した。
ヨルダンは、アラブ諸国で初めてイラク外交官の国外追放を発表するなど、米英寄りの姿勢を鮮明にしている。
しかし、国民の約七割をパレスチナ系が占めるヨルダンの世論は親イラク一辺倒で、政府の親米英姿勢への反感は爆発寸前とされる。このため、国王として民衆感情に配慮した声明を出す必要に迫られたとみられる。
(了) 04/03
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/iraq2/