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戦争の長期化が当然視され、作戦失敗問題が取り沙汰され英米政権は、世論の攻撃を避けるために快進撃をデッチ上げて報道させているようだ。
それを如実に示しているのが、この深夜に放送されている「BBCニュース」である。
カタールのドーハにいる男性キャスターと従軍記者のやり取りで構成される生々しい部分は、米軍第3歩兵師団がカルバラを突破して“レッド・ライン”(生物化学兵器が使われる可能性があるバクダッドの外周30Kmライン)にまで進撃したと、映像を交えながら報道している。
しかし、そこで流されている第3歩兵師団の進軍映像は、車列が砂漠を進むものだけで、カルバラからユーフラテス川を渡ってバグダッドに進んでいるものではない。
そして、重要というか面白いのは、その後しばらくしてから放送される編集済み報道部分で、第3歩兵師団がカルバラを回避してまっすぐ9Kmほど北上したと伝えていることである。
(バグダッドに近づくためには、北東方向に向かわなければならない)
「CNNニュース」は、第3歩兵師団がカルバラを制圧したと報じているが、「BBCニュース」は、カルバラでの戦闘を避けるためにカルバラ地峡をまっすぐ北上したと説明している。
さらに、「BBCニュース」の同じ編集済み報道部分は、今現在完全に制圧している都市は一つもないと説明し、フセイン政権に対する蜂起が起きることも期待できず、合同軍がフセイン政権を倒しても、占領軍として受け止められ、「解放軍」として見られるまでには数年かかるかもしれないとまとめている。
このような自己矛盾に満ちた報道ぶりを、BBCの欺瞞と見るのか良心のかけらがあると見るのかは人それぞれの判断だろう(笑)