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(回答先: トルコ首相、物資通過に同意=米国務長官とイラク問題で会談 [時事通信] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 4 月 02 日 23:37:49)
【アンカラ山科武司】トルコを訪問中のパウエル米国務長官は2日、ギュル外相と会談し、トルコ軍が国境を超えてイラク側に入る必要がないとの認識で一致した。イラク北部で展開する米英軍への補給協力についても合意した。長官と外相は、イラク北部への「人道援助」の必要性を強調、「トルコが戦後復興で重要な役割を担う」と述べた。パウエル長官は同日、エルドアン首相やセゼル大統領など政府、軍首脳とも会談する。
同長官のトルコ訪問は、3月にトルコ国会が米軍の駐留を拒否して以来、ぎくしゃくしている両国関係の修復を図るのが目的で、2人は両国関係は強固だと強調した。長官はイラクの戦後復興の際、トルコが「イスラム教徒の民主主義」の見本を示すと述べた。また、米国はイラク戦争の「経済的なショック」を和らげるため、10億ドルの経済支援の用意を表明した。
イラク北部への派兵について、トルコは「米国と協議する」としながらも、「難民が大量に流入する恐れがあったり、トルコ軍へのテロ攻撃があった場合には進駐する」(オズコク参謀総長)と述べていた。
トルコの英字紙は2日、米軍がトルコ南東部のトルコ軍基地を資材補給用に利用することをトルコ政府に求める可能性があると報じた。
トルコの米軍駐留拒否について、ウルフォウィッツ米国防副長官は「北部戦線に十分な兵力を送っていれば戦争終結は早かった」と述べ、トルコを非難した。
一方、トルコ側もイラク北部への派兵を米国がけん制したことにマスコミなどが反発。ギュル外相らが「我々は(派兵を)自ら決める権限がある」と述べるなど、両国の溝が深まった印象を与えていた。
しかし、米国の経済支援なしにはトルコ経済が立ち行かないのは事実。トルコは米国に協力の姿勢を示す以外に方策はないのが実情だ。
トルコは1日、エルドアン首相とギュル外相、首相と軍首脳が個別に会談し、米国に協力することで意見が一致した。外相は会談後、「パウエル長官訪問は両国関係の疑念を晴らすことは間違いない」と語っていた。
[毎日新聞4月2日] ( 2003-04-02-22:59 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030403k0000m030132000c.html