現在地 HOME > 掲示板 > 戦争30 > 215.html ★阿修羅♪ |
|
【カイロ城島徹】サウジアラビアのサウド外相が1日、米テレビでイラクのフセイン大統領の亡命を求める発言をし、激怒したイラクのラマダン副大統領が「地獄へ行け」とサウド外相をののしる一幕があった。親米路線のサウジに対し募らせていたイラク側の不満が一気に噴出した形だ。
2日付のアラブ紙アッシャルク・アルアウサトによると、サウド外相はABCの番組で「フセイン大統領は国民に犠牲を強いるなら、同時に自分も犠牲になるべきだ」と述べ、停戦のためにサウジが提案したフセイン大統領の亡命を求めた。
これに対し、ラマダン副大統領は会見で、サウド外相を名指しし、「お前はアラブの人間じゃない。恥知らずの裏切り者。地獄へ行け」と激烈に非難した。
サウド外相は1日、リヤドでの記者会見で、「45分間のインタビューのごく一部を引用された。なぜこうなったのか」と報道姿勢に不満を表し、改めてイラクを刺激する発言は控えた。
サウジアラビアは開戦後の先月25日、米国とイラクが停戦を宣言し、フセイン大統領の退陣を協議する――との和平案を両国に提示した。だが、フセイン大統領は一切応じる構えを見せず、1日には国民向けの声明を発表して「ジハード(聖戦)は義務だ」と呼びかけた。
[毎日新聞4月2日] ( 2003-04-02-22:34 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030403k0000m030126000c.html