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(2003年03月)
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■□■2003年03月31日(月)■□■
20数年にわたる内戦などで何もなかったアフガニスターンとイラクの立場は、同じように国連からの経済制裁を受け疲弊していたとはいえ、根本的な国力、教育の程度による人間の質が違いすぎる。オバハンの知っているイラク人は、戦時国家に生きる人らしく、キリリ毅然と張りつめた美しさを持っている。
人間にはいろいろなタイプがあり、降伏して生き延びることに意義を見いだす人もあろうし、断固決戦と考える人もあろう。断固決戦に美学を感じる、その彼らを
降伏させるには大きな犠牲を伴うであろう。ましてや、これでテロがなくなるどころか、ますます増えるであろうと思う。
やはりブッシュは「地獄の蓋」を開けたような気がしてならない。
アフガニスターンを空爆するについてブッシュは、ご都合主義的なプロパガンダを撒き散らした。しかし、僅か2年足らず前の出来事を世界が忘れるわけもなく、今となってはアメリカのアフガン攻撃がどれほど「ご都合主義」だったかと、世界に知らしめただけだと思う。
弱小国に対して戦闘を仕掛けるだけ仕掛けたアメリカに対し、「戦後の復興処理に努力をします」、また、戦後の復興だけではなく、今後の戦闘に莫大な戦費をかけるつもりのアメリカに、戦費の負担を言われたら言いなりになる構図が見え見えの日本。これからの日本は、不景気にはますます拍車がかかり、国民の負担がさらに増すだけだと思うと、先行きの長くないオバハンですら不安にかられる。
声を大きくして「平和」を希求しなければ。
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■□■2003年03月30日(日)■□■
昨夜半までは雷とともに稲光。だらだらと続いていた小雨も上がり、透明で強い陽射しの中にふくらんで来た新芽が金平糖のように見えて来た。青空をバックに、アーモンドの大ぶりな花びらが、桜のように晴れがましい。
各地ではタリバンが再集結し、アメリカ軍や国連職員などを狙って殺しているとの不穏な動きがあるようだが、とりあえずカーブルの街は平穏だ。ただ、何が起こるのか分からないし、不要な外出は避けたいと考えている。それにしても、各地での反米デモに加え、今回は反日感情が露骨に出始めていると知人が言う。
アメリカが世界中の弱小国に対して無理無体な戦闘を仕掛け、それによってアメリカの軍産複合体が潤い、アメリカ経済を活性化させていくという構図は誰もが知っていることだが、そのアメリカと強い同盟を結んでいる日本政府は今後どうなるのか?
ここしばらくTVのない生活をしていて、昨日久々に小泉首相を画面で見たら生気が少なくなっているように見えた。小泉首相なりの苦悩はあるだろうが、大きな見込み違いをしたことの自覚だけは持って欲しいし、今後の日本をどう率いて行くつもりなのか、国益優先なのか、国民全体の利益と安全なのか、世界の平和なのかを真剣になって考えてほしい。