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政府は1日までに、戦時下のイラクに対する人道支援として、政府備蓄米を緊急援助する方針を固めた。世界食糧計画(WFP)などによる対イラク支援の要請を受けたもので、数万トンのコメ支援を週内にも決定する見通しだ。
WFPを含む複数の国際機関は先に、イラクとその周辺の難民のための総額22億ドル相当の援助を国際社会に要請した。政府は最大1億ドルの支援を検討しており、コメ支援はその目玉となる。人道面で日本の積極的貢献を示すことには、米国の対イラク攻撃への支持表明で懸念される中東諸国の反日感情を抑える狙いもある。
イラク人のコメ消費量は日本人の半分程度で、相当な需要があるとされる。
支援方法は、政府がWFPに資金を拠出し、政府米を買い上げてもらう案が有力だ。ただ、備蓄米の値段はWFPの「国際市場価格」より高く、国産米の備蓄米で市場価格の7―10倍、輸入米でも2―3倍高くなるため、政府が差額を補てんする方向だ。
WFPによると、イラク国民は「短粒種(日本国産米)と長粒種(輸入米)のどちらでも食べられる」ということで、日本政府は国産米と輸入米の比率を半々程度にする方向で検討している。
(2003/4/2/03:13 読売新聞 無断転載禁止)