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(回答先: ブッシュ政権・戦争支援企業リスト。 投稿者 クエスチョン 日時 2003 年 4 月 05 日 19:06:51)
以下、鐸木能光 著「ワードを捨ててエディタを使おう」 \2,200 の前文
を紹介します。
はじめに
〜その文章、Wordという名の特殊万年筆で書く必要がありますか?
例えば、とてもきれいな色で文字が書ける特殊な万年筆があったとする。
太くて重いが、柄の所にはダイヤルがついていて、それを操作すると、緑
色の文字も、紫色の文字も書ける。不思議なことに、その万年筆を握ると、
文字だけではなく、絵もきれいに描ける。
ただし、その万年筆で書いた文字や絵は、万年筆と同じブランドの特殊
眼鏡をかけないと読めない。だから、その万年筆で書いた手紙を受け取っ
た人は、書いた万年筆と同じブランドの特殊眼鏡を持っている必要がある。
モンブランの万年筆で書かれた手紙を読むためには、モンブランの眼鏡を、
ペリカンの万年筆で書かれた報告書を読むにはペリカンの眼鏡を持ってい
なければいけないわけだ。
さて、あなたはこのような万年筆を愛用するだろうか?「そんな面倒な
万年筆なんかいらないよ。絵はともかく、たかが文字を書くだけなら、ど
こでも売っているポールペンや鉛筆で十分じゃないか」
ほとんどの人はそう答えるに違いない。
ところが、不思議なことに、パソコンの世界ではこの「面倒な万牛筆」
を愛用している人が実に多い。それどころか、この「面倒な万年筆」は知
っているが、普通のポールペンや鉛筆は知らないという人がたくさんいる
のだ。
「面倒なペン」の名前は、ワープロソフトという。MicrosoftのWordや、
ジャストシステムの一人郎などが有名だ。Wordという万年筆で書いた文章
は、Wordという眼鏡をかけないと読めない。
一方、「どこでも売っている普通のポールペンや鉛筆」は、テキストエ
ディタという。素っ気ない筆記貝だが、手軽で、値段も安く、それで書い
た文章は誰でも読める。
もしあなたが、Wordや・一太郎は知っているが、テキストエディタなん
て聞いたこともないというならば、それは「きれいに書けるけれど面倒な
特殊万年筆」は知っていても、「あたりまえのポールペンや鉛筆」は知ら
ないということに近い。
鉛筆やポールペンの存在を知らないまま、いきなり「特殊な万年筆」を
買わされ、それだけを使って文字を書いているとしたらどうだろう。こん
な馬鹿馬鹿しいことはない。鉛筆やポールペンの存在を知ったとき、その
人は「くそ」俺は騙されていた!」と気づくはずだ。
本書は、「重くて面倒な特殊万年筆」を使う前に、普通の鉛筆やボール
ペンを使ってみてはいかがですか?という、あたりまえの提言をするもの
である。
さあ、Wordという重い万年筆を捨て、ただの鉛筆を持って街へ出よう!