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コンゴで住民約1000人虐殺 国連調査
2003.04.07
Web posted at: 12:25 JST- CNN/AP/REUTERS
ナイロビ――コンゴ民主共和国(旧ザイール)の国連当局者は6日、同国北東部イトゥリ地方で3日に住民966人がおのや銃で虐殺されたと明らかにした。1998年に内戦が始まって以来、最悪の虐殺事件という。
国連コンゴ監視団(MONUC)のムヌバイ報道官によると、国連調査官らは虐殺被害者が集団埋葬された場所20カ所を発見し調査。カトリック教徒の多いドロドロ地区など15の村で、「笛を合図に一斉に襲撃が始まり」5―8時間にわたって虐殺が繰り広げられたという。襲撃者が何者かは特定されていないが、目撃者らによると、軍服姿や平服姿の者が入り交じり、男だけでなく女や子供も襲撃に加わっていたという。
天然資源の多いイトゥリ地方では、金鉱などの支配をめぐりレンドゥ人とヘマ人が衝突を繰り返している。襲われたヘマ人住民は、襲撃者がレンドゥ人の部族語や、ウガンダ人が多く使う部族語を話していたと証言している。
5日にはコンゴの反政府勢力「コンゴ愛国者連合(UPC)」のルバンガ代表が、虐殺を行ったのはレンドゥ人と隣国ウガンダ軍の部隊だと非難した。UPCはヘム人の支援を受けている。ウガンダ軍は関与を否定している。
コンゴ内戦では、ウガンダとルワンダがコンゴ国内の反政府勢力を支援する形でコンゴ領内に侵攻。さらにこのルワンダとウガンダに対抗する形で、ジンバブエやアンゴラ、ナミビアなどがコンゴ政府を支援し、コンゴ国内に派兵。コンゴ内戦は周辺国を巻き込み泥沼化したが、昨年9月に当事国が和平合意に達した。各国の撤兵が始まったが、部族間やウガンダ部隊などの戦闘は続き、イトゥリ地方を中心に各地でこうした虐殺事件が相次いでいた。
http://cnn.co.jp/world/K2003040700529.html