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4月7日、アメリカは、バグダッドにまで、進攻した。戦車や装甲車での進攻を、イラク側が止められないと判断して、1部住宅外にまで、踏み込み始めている。バグダッドに暮らす人々のほとんどがまだとどまっているところに踏み込み戦闘が拡大すれば、多くの人々が戦火に倒れる事は明らかだ。1部、報道で、アメリカ軍の戦車からの攻撃が映し出されているが、住宅地にまで進出し、イラク側の反撃が、突如行われた場合、血みどろの戦闘が、普通の人々を巻き込んで、行われる可能性がある。
米英の圧倒的軍事力によるバグダッド占領を認めてはならない。侵略による政権打倒を認めた上での国際協調によるイラク復興などと言う物はありえない。占領下での政権作りは、結局アメリカのイラク支配と利権の独占を認めることとなる。
国際社会が、イラクに要求できるのは、大量破壊兵器の廃棄しかない。国連は、米英の侵略を停止させ、査察を通して、大量破壊兵器の有無を確認し、存在を確認した場合、速やかにその廃棄を完了させるべきだ。そしてイラクの要請に基づく、国連中心の復興支援が発動されるべきだ。
フセインとフセイン政権が過去に行ったとされる生物化学兵器の使用、クエート侵略、自国民、イランへの生物化学兵器の使用などの責任追及は、国際法違反、人道に対する罪として、国際刑事裁判所で裁かれるべきものである。
米英によるイラクフセイン政権転覆、占領の上での軍事法廷での処罰の根拠はない。
したがって、米英のイラク侵略の責任追求も、同時に国際刑事裁判所において、行われなければならない。
米英占領、軍事法廷での責任追及、占領の中での政権樹立を国際社会が認めてしまうならば、国際社会が、ブッシュとその取り巻きの帝国に屈する事となる。
この過程を、正当とする法理もないまま、ブッシュの取り巻きが独占する軍事力で、新国家が作られるなら、その世界的秩序は、普通の人々の暮らしを絶えず脅かすものとなるだろう。法理に基づく協調に立ち返る事なくして、今後の国際社会は、アメリカを中心とする絶えざる戦争の脅威にさらされることになる。そしてその火種は中東世界、そして東北アジアに拡大されてしまう。