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【カイロ城島徹】アラブ連盟(22カ国・機構)のムーサ事務局長は1日付のアラブ紙「アッシャルク・アルアウサト」のインタビューで「(イラク戦争を)アラブのいくつかの国が望み、準備に加担した。もしアラブ諸国が結束していれば戦争は避けられた」と述べ、名指しこそ避けたが、米国に出撃基地を提供しているクウェートを暗に批判した。
事務局長は「(戦争に加担した国は)アラブ民衆の抵抗を考慮していなかった」と語り、「停戦を目指すのは我々の義務だ」と訴えた。
これに対し、クウェートのサバハ第1副首相兼外相は同紙で「クウェートはアラブの国であり、アラブ世界で孤立するわけにはいかない」とした上で、「ムーサ氏の個人的見解がアラブ連盟の見解となってしまっている」と述べ、不快感を示した。
クウェートは先月24日の同連盟外相会議で唯一、米英軍の無条件撤退を求める非難決議の採択に留保を表明し、反米気運の高まるアラブ世界で厳しい立場に置かれている。
[毎日新聞4月1日] ( 2003-04-01-19:51 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030402k0000m030087000c.html