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【ワシントン1日共同】イラク戦争は一日で開戦から十二日が経過したが、米英軍は依然イラクの大量破壊兵器を発見できず、特殊チームを使って証拠探しに血眼になっている。このままでは大量破壊兵器の武装解除という戦争の大義を失いかねず、ブッシュ政権に焦りが出ている。
「バグダッド南方のナジャフに幹部でさえ立ち入り禁止のトンネル付き施設」−。米紙ニューヨーク・タイムズは、投降したイラク軍幹部の情報を基に、大量破壊兵器の捜索に奔走する米軍特殊チームの様子を伝えた。
「危険」と書かれた看板や三重に掛けられた鍵、電流の流れるフェンス…。十分に疑わしい状況だったが、結局、生物・化学兵器の存在を示す決定的証拠は見つからなかったという。
米紙ワシントン・ポストによると、米軍部隊は、国防総省がリストに挙げた三百カ所のうち、大量破壊兵器が隠されている可能性が最も高いとされた十カ所を調べたが、どれも「クロ」とは断定できなかった。
これまでに大量の化学防護服やガスマスクは見つかっているが、米英両国とも「大量破壊兵器の証拠にはならない」(フーン英国防相)と認めている。米国は化学兵器発見に向け、国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)査察官の引き抜き工作を始めたとも伝えられており、なりふり構わぬ姿勢を見せ始めた。
ただ、ラムズフェルド国防長官は先週末、テレビで「(大量破壊兵器が)どこにあるか知っている。ティクリットかバグダッド、東西南北のどこかだ」と自信たっぷりに語り、強気の姿勢を崩していない。
(了) 04/01
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/iraq2/