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http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200304/01/20030401k0000e030012000c.html
2003年04月01日
イラク戦争:
英軍、バスラ突入の電撃作戦開始 イラク兵捕虜に
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【アッサイリヤ基地(カタール)福島良典】イラク南部の主要都市バスラを包囲する英軍の地上部隊がこのほど市内に突入し、イラク軍将兵を捕虜にする電撃作戦を開始した。英軍は地元住民の協力を得て市街戦を避け、南部の要衝を掌握したい考えだ。
バスラは人口約150万人を抱えるイラク第2の都市。英軍はジェームズ・ボンドが活躍する英国アクション映画「007」シリーズにちなんでバスラ突入作戦を「ジェームズ作戦」と呼んでいる。
英軍はバスラ郊外に陣地を構え、市内に入った一部部隊がイラクのゲリラ部隊や政権政党バース党のメンバーを見つけ次第に拘束する「攻撃的パトロール」を実施している。すでに、英軍は、バスラ近郊での戦闘で、イラク側の将校5人を拘束したとされる。
また、ジェームズ作戦の一環として英軍兵士は3月28日夜、バスラ市内に潜入、フセイン・イラク大統領の立像を破壊した。英軍のロックウッド空軍大佐は「(フセイン)体制の余命が少なく、もう恐れる必要がないことをバスラ住民に知ってもらうのが目的だった」と作戦意図を説明する。
バスラでは91年の湾岸戦争後に住民蜂起が発生したが、米軍などの支援を得られずにイラク軍に鎮圧された。今回のイラク戦争では3月25日夕、バース党に反発する一部住民による騒動が起きたが、英軍が期待するような大規模な民衆蜂起には至らなかった。
ロックウッド大佐は「91年に我々が、ここにとどまらなかっただけにバスラ住民には躊躇がある。しかし、次第に我々を助けてくれるようになっている」と地元の支援を期待する。だが、現地からは「バスラはイラク政府が完全に支配している。米英軍は占領軍だ」との住民の声が伝えられており、作戦は、必ずしもスマートにはいっていないようだ。