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●アメリカのキリスト教徒は、オウム真理教の猿マネでもし始めたのでしょうか?(笑)
兵隊さんのために祈れ、というのならともかく、補給もままならぬ
戦地に送られた兵隊さんたちに、ワシントンでのうのうと暮らしている
ヴェトナム徴兵逃れの小猿のために「祈れ」と求めているのですから。
●小猿は、米国のカルト勢力にとって、キリストなみの存在に祭り上げられて
しまったようです。これぞ黙示録の世界。(苦笑)
文字どおり「反キリスト」の登場かも……。 だけど「反キリスト」が
おまぬけな小猿だったなんて、キリスト教徒たちもビックリですな。
●あるいは小ブッシュは、すでに約束された“殉教者”なのでしょうか?
兵隊さんたちの“祈り”はモンキーハンティングの集団祈祷に変わる罠……。
米国のキリスト教カルト勢力の腐れ具合にはすっかり呆れてしまいましたとさ。
……合掌
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Australian Broadcasting Corporation
http://www.abc.net.au/news/newsitems/s819685.htm
Last Update: Sunday, March 30, 2003. 2:55am (AEST)
US soldiers in Iraq asked to pray for Bush
【“ブッシュのために祈る”ことを求められるイラクの米軍兵士たち】
They may be the ones facing danger on the battlefield, but US soldiers in Iraq are being asked to pray for President George W Bush.
【イラクに送られた米軍兵士たちは実際の戦場で死活的危機に直面しているかもしれないのに、ワシントンのジョージ・ブッシュ大統領のために祈ってほしいと求められている。】
Thousands of marines have been given a pamphlet called "A Christian's Duty," a mini prayer book which includes a tear-out section to be mailed to the White House pledging the soldier who sends it in has been praying for Bush.
【海兵隊の何千人もの兵士たちに『キリスト教徒のつとめ』と題するパンフレットが配られた。この小さな祈祷書には、そのまま切り取ってホワイトハウスに送ると“ブッシュのために祈りを捧げた”ことになるハガキがついている。】
"I have committed to pray for you, your family, your staff and our troops during this time of uncertainty and tumult. May God's peace be your guide," says the pledge, according to a journalist embedded with coalition forces.
【“団子軍(coalition forces)【★注1】”に“抱き込まれた(embedded)【★注2】”従軍ジャーナリストたちによれば、このページにはこんな誓いの言葉が印刷されているというのだ――「この動乱の時に、汝と、汝の家族と、汝の支えとなる人々と、汝の軍勢に、私は身を挺して祈りを捧げます。我が主なる平和が汝をお導きくださいますように」。】
The pamphlet, produced by a group called In Touch Ministries, offers a daily prayer to be made for the US president, a born-again Christian who likes to invoke his God in speeches.
【このパンフレットは“ふれあい牧師同盟【★注3】”という団体が制作したものだが、米国大統領に日々の祈りを捧げるしかけになっている。ちなみにその合衆国大統領たるや、自分自身の神さまを演説にひっぱりだすのが大好きなボーンアゲイン派のキリスト教徒なのであるが。】
Sunday's is "Pray that the President and his advisers will seek God and his wisdom daily and not rely on their own understanding".
【たとえば日曜日の祈りはこんな具合だ――「大統領と彼の顧問たちが日々、神と彼の【★注4】智恵を求め、自己流の理解にすがることのないよう、祈りなさい」。】
Monday's reads "Pray that the President and his advisers will be strong and courageous to do what is right regardless of critics".
【月曜の祈りはこうなっている――「大統領と彼の顧問たちが、批判には目もくれずに、正しきことを押し進める、強さと勇気を持つことができるよう、祈りなさい」。】
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★★訳注★★
★注1:今回、イラクに対して侵略戦争を行なっている軍勢は自分たちの
ことを「coalition forces」と呼んでいる。「coalition」というのは
「ばらばらの物体がたがいに癒着して一個の塊になる」ことをいう。
だから、これは「連合軍」とか「合同軍」と呼ぶよりも、「癒着合体軍」
とか、串刺しの団子のように“一体化”した「団子軍」とでも訳すのが、
より正確であろう。
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【参考】
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coalition [コウアリション]
n. 一体化, 合体; 連合, 合同 (union); 【政】 提携, 連立.
・the 〜 cabinet [ministry] 連立内閣.
・the 〜 government 連合政権.
〜coalitional a.
〜coalitionist, 〜キer n. 連合[合同]論者.
[L; ⇒COALESCE]
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http://www.hyperdictionary.com/dictionary/coalition
Coalition [コウアリション] n. [LL. coalitio: cf. F. coalition. See {Coalesce}.]
1. The act of coalescing; union into a body or mass, as of
separate bodies or parts; as, a coalition of atoms.
--Bentley.
From WordNet (r) 1.7 [wn]
coalition
n 1: an organization of people (or countries) involved in a pact
or treaty [syn: {alliance}, {alignment}, {alinement}]
[ant: {nonalignment}]
2: the state of being combined into one body [syn: {fusion}]
3: the union of diverse things into one body or form or group;
the growing together of parts [syn: {coalescence}, {coalescency},
{concretion}, {conglutination}]
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【参考】Coalesce
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coキalesce[コウアレス]
vi. 癒着[合着]する; 合体する 〈in [into] one body [mass]〉; 合同[連合]する.
coalecence n.
coalescent a.
[L co-(alit- alesco to grow 〈 alo to nourish)]
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From Webster's Revised Unabridged Dictionary (1913) [web1913]
Coalesce v. i. [imp. & p. p. {Coalesced}; p. pr.
& vb. n. {Coalescing}.] [L. coalescere, coalitium; co- +
alescere to grow up, incho. fr. alere to nourish. See
{Aliment}, n.]
1. To grow together; to unite by growth into one body; as,
the parts separated by a wound coalesce.
2. To unite in one body or product; to combine into one body
or community; as, vapors coalesce.
The Jews were incapable of coalescing with other
nations. --Campbell.
Certain combinations of ideas that, once coalescing,
could not be shaken loose. --De Quincey.
Syn: See {Add}.
From WordNet (r) 1.7 [wn]
coalesce
v 1: mix together different elements; "The colors blend well";
"fuse the clutter of detail into a rich narrative"--A.
Schlesinger [syn: {blend}, {flux}, {mix}, {conflate}, {commingle},
{immix}, {fuse}, {meld}, {combine}, {merge}]
2: fuse or cause to grow together
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★注2:ペンタゴンとホワイトハウスは、従軍報道のことを「エンベッド・
ジャーナリズム(embed journalism)」と言い換える“軍事的に正しい
(militarily correct)”痴呆表現を発明した。
日本のメディアも、この従軍取材に加えてもらっている。
たとえば「毎日新聞」では、次のような“ことわりがき”を宣言している。
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http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200303/10/20030311k0000m040086001c.html
毎日新聞は米空母に記者を乗艦させ、「エンベッド」(埋め込み)方式による取材・報道を行います。米国防総省による規制はありますが、米軍の動きを直接取材できる機会であり、より多くのニュースを報 じるため、記者を派遣しました。
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桃太郎の“記事”もとい“雉[キジ]”みたいに、団子(軍)めあてに
侵略軍のお供をするジャーナリストというのもみっともない話だが、
まあ“おそれとおののき(shock and awe)”の最初の犠牲者が御用
メディアなのだから、せいぜい戦争プロパガンダの片棒担ぎでもしてれば
いいさ。確実に読者の信頼を失っていくだろうが、そんなことは知った
ことではない。
しかし醜悪で愚かなのは、「従軍取材による報道を行ないます」と一言
ことわれば済むものを、「『エンベッド』(埋め込み)方式による取材・
報道を行います」などと、カギカッコ&マルカッコ付きのややこしいこと
極まりない、みっともない言い訳をしていることだ。 「エンベッド」など
とアメリカ軍製のジャーゴンを受け売りにするのも愚かだが、それを
「埋め込み」などと訳しているのは無能を晒しているに等しい。
「『エンベッド』(埋め込み)方式による取材・報道を行います」とは
一体どういうことなのか? こういう表現を用いた毎日新聞は、米軍から
突きつけられた検閲・規制のガイドラインを別の記事で紹介しているが
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対イラク攻撃:米軍が従軍取材規制 ルールの詳報
http://www.mainichi.co.jp/news/article/200303/28i/004.html
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「エンベッド」が何を意味しているかは説明していない。「embed
journalism」などという仰々しい言葉を使う以上、ジャーナリストは
脳髄に“デンパ送受信機”でも「埋め込まれて」しまうのか? それとも
チンピラヤクザみたいにチンチンに真珠でも「埋め込む」のだろうか?(笑)
「従軍取材」という現実をごまかすためにデッチ上げられたインチキ
ジャーゴンを後生ありがたく振り回しているから、たとえば、「embed」と
「in bed」を引っかけた揶揄などが当然出てくるわけである。
南アフリカの新聞で好評を博している風刺漫画家ジョナサン・シャピロ氏(↓)
http://www.chico.mweb.co.za/cgi-bin/schlabo/potd_gallery.pl?to_day=31&to_month=3&to_year=2003
は、「embed journalism」という“アメリカ産”の馬鹿馬鹿しい
発明品と、それを崇拝しているメディア“カルト”の連中を皮肉って
“米軍と戦場でアオカンしているジャーナリズム”の風刺漫画を発表
した。(↓)
http://www.chico.mweb.co.za/images/zapiro/28-mar03.gif
「embed」というのは辞書を引くとこういう語義が書いてある――
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embed
vt.
1 ぴったりとはめ込む, 埋め込む; 〈花などを〉植え込む; しっかりと付着させる, 固定する; 【文法】 〈文を〉埋め込む; 抱き込むように取り囲む; 《一定の厚さに切断するためにパラフィンなどの物質中に》 〈顕微鏡標本を〉包埋(ほうまい)する.
・〜 itself in a tree 〈矢・弾などが〉木に食い込む.
2 《心・記憶などに》 深くとどめる.
vi. はまり込む.
embeding n. 【文法】 埋込み 《文の中に従属節を入れること》.
embedment n.
----------------------------------------などと-------------------
この辞書の記述そのままに「埋め込み方式」などと訳してしまうのは、思考力
を欠いたナマケものである。米軍がいう「埋め込む」とは具体的にどういう
ことか? 多国籍軍が12年前にイラクで行なったように、「敵」の人間を生き埋め
にでもすることか? ……現実には「軍の一部に組み込む」ことか、「軍が
ジャーナリズムを抱き込む」ことに他ならない。つまりペンタゴンが考案した
「embed journalism」とはは「抱き込みジャーナリスム」に他ならず、これに
応募して今回参加したジャーナリストたち(embeded journalist)は、どのように
自己弁護しようとも「抱き込まれジャーナリスト」に他ならないのだ。
★注3:“ふれあい牧師同盟(In Touch Ministries)”《http://www.intouch.org/》
は、この戦時下において愛国的な“祈祷運動”を展開している。
http://www.intouch.org/War/duty_38088298.html
問題のパンフレットは、下記でダウンロードできる。
『A Christian's Duty In Time of War』(In Touch Ministries)
http://www.itmimg.org/images/duty_brochure2.pdf
★注4:神の性別は「男」だと決まったらしい……。(笑)
きっとチンチンにはアメリカ製のプルトニウム爆弾でも
「埋め込まれて」いるのだろう。