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http://www.asahi.com/international/update/0331/019.html
米、反体制派排除の意向か 「フセイン後」構想で
イラク北部のクルド人自治区を拠点とする反体制派筋は31日、イラク問題担当のカリルザード米大統領特使が反体制派に対し、フセイン政権崩壊後のイラク新指導部として反体制派指導者を排除した20人の名簿を示した、と朝日新聞記者に語った。名簿の大半が米英に在住の元イラク官僚だという。事実とすれば、戦後体制をめぐって思惑のずれる米と反体制派の関係が、今後さらにぎくしゃくする可能性がある。
名簿について、クルド2大政党のうち、クルド愛国同盟(PUK)のタラバニ議長は了承したが、クルド民主党(KDP)のバルザニ議長は不満を表明したという。
反体制派は2月、クルド両党議長と、イラク国民会議のチャラビ代表、イラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI)のアブドル・アジズ・ハキーム師、イラク国民合意のアラウィ事務局長、元イラク外相のパチャチ氏の6人で構成する指導評議会の設置を発表した。
今回、米側が示した名簿には、この6人は含まれていないという。指導評議会を無視して、元官僚らを使って米主導で戦後統治を進める意向を示した可能性がある。
イランに本拠を置くSCIRIは、米主導の戦後統治に強く反発。米側も「作戦の障害になる」としてSCIRIの部隊が独自に動かないよう警告するなど、両者の関係は悪化している。パチャチ元外相も、「戦後は国連主導で暫定政権をつくるべきだ」と米を批判している。 (03/31 23:05)