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【ソウル澤田克己】韓国延世大の文正仁(ムンジョンイン)教授が31日、毎日新聞と会見し、北朝鮮の政府関係者らが「イラク戦争の目的は体制転覆」と考え、神経をとがらせていることを明らかにした。教授は統一問題に関する学術会議出席のため、29日まで訪朝していた。教授は盧武鉉(ノムヒョン)大統領の政策ブレーンで、対北政策には金大中(キムデジュン)前政権時代から関与している。00年の南北首脳会談では、金大統領に随行して訪朝した。一問一答は次の通り。
――北朝鮮はイラク戦争をどう見ているのか。
◆長期戦になるかどうかに大きな関心を示していた。北朝鮮の高官は、イラク戦争は国家主権に対する侵害であり、体制転覆を狙うもので、国際法違反だと非難した。
――核問題についての態度はどうか。
◆韓国側が、査察を受け入れて核開発放棄を宣言しろと繰り返し求めた。北朝鮮側は、イラクは査察を受け入れ、兵器を廃棄したのに攻撃されたと反論した。米国への強い不信感が感じられた。
――北朝鮮は最近、核問題で大きな動きを見せていない。
◆5月の盧大統領訪米までは自制するのではないか。そうであってこそ、外交的解決が可能だ。訪米が核問題解決への転機となる。
――北朝鮮による盧大統領への評価は。
◆盧大統領は、核問題の平和解決には強固な韓米同盟が不可欠だと考えて米国を支持し、派兵を決断した。だが、北朝鮮側は「米国に接近しすぎではないか」という不満を示していた。
――平壌の様子は。
◆市内で緊張感を感じることはなかった。地方にも出かけたが、どこも平和な雰囲気で、戦時動員体制といった感じではなかった。
[毎日新聞3月31日] ( 2003-03-31-18:42 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20030401k0000m030042000c.html