現在地 HOME > 掲示板 > 戦争29 > 745.html ★阿修羅♪ |
|
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20030331k0000e030062000c.html
2003年03月31日
イラク戦争:
化学兵器の発見を期待 米国防長官と参謀本部議長
【ワシントン中島哲夫】ラムズフェルド米国防長官とマイヤーズ統合参謀本部議長は30日、米主要テレビにそれぞれ相次いで出演し、イラク戦争への今後の取り組み方などを説明した。この中で両者はイラクの生物・化学兵器を発見できない理由について、まだ米英軍が制圧していないバグダッドやフセイン大統領の故郷ティクリート、両都市の周辺などに隠されているためだと主張、今後の発見に期待を示した。
ラムズフェルド長官はABCとFOXテレビ、マイヤーズ議長はCNNテレビなど3局に出演した。米地上軍がゲリラ攻撃や補給不足に苦しんでいる現状を背景に、司会者の質問は「作戦の不備」に集中した。
二人はともに、クウェートから数日間でバグダッドに迫り、南部油田地帯の安全を確保し、難民も発生していないのは作戦計画が優れているからだと反論。フランクス米中東軍司令官が作成したこの作戦計画は、早期決着にも長期戦にも対応できる柔軟な内容だと説明し、10万〜12万人という大規模増派も以前から決まっていたと主張した。また、ラムズフェルド長官が「安上がりな戦争」を志向して大規模兵力の投入を拒否したとする報道を強く否定した。
またマイヤーズ議長はバグダッドやティクリートを守る共和国防衛隊計6師団に集中的な空爆を続けたうえで地上攻撃に踏み切る方針を示したが、それでも地上戦は厳しいものになると予測した。議長は、それ以上に困難が予想されるバグダッドでの市街戦について、フセイン政権から冷遇されているシーア派イスラム教徒住民からの協力に期待を示した。
ラムズフェルド長官は、フセイン大統領と二人の息子が政府や軍を指揮している形跡がないと明らかにした。
また、イラクから国外に亡命した反体制派を、ラジオ放送などを通じたイラク国民向けの心理作戦に近く動員する方針も示した。
[毎日新聞3月31日] ( 2003-03-31-13:59