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米、イラクの自爆作戦に不気味さ 国防総省も「懸念」
イラク南部ナジャフで起きた米軍に対する自爆攻撃のニュースは、米テレビの29日夜の各報道番組がそろってトップで伝え、30日付新聞各紙も大きく報じた。以前から心配されていた「イスラム過激派の特徴」(AP通信)が明確な形で戦場に持ち込まれたことに、米国民は不気味さを感じているようだ。
市民に偽装した兵士が自爆戦術を繰り出してくるという事態は、イラクの一般市民に対する安全確保という戦略目標を掲げる米軍にとって、頭痛の種になりそうだ。国防総省で29日、記者会見した統合参謀本部のマクリスタル作戦副部長は「我々の兵士を守るために、多大な配慮が必要になる」と認めた。
陸軍退役大佐で軍事評論家のパトリック・ラング氏は米公共放送(PBS)のテレビに対し、こうした手口の作戦が「もっと早く起きてもおかしくなかった」と断った上で、「イラク人の民族主義感情を軽視した作戦計画の誤りはここにも反映している。今後さらに恐ろしい現象になる可能性がある」と警告した。
ラング氏は「どんなに防御策を講じても、究極的には実際に戦場にいる米兵たちの問題。彼らは危険人物かもしれないと思う市民に対しては、極端な懐疑心を持つようになるだろう。市民を助けようという動機は弱まる」と予測する。
(03/30 18:55)
http://www.asahi.com/international/update/0330/004.html