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英首相の「イラクが英兵処刑」発言で波紋 遺族が抗議
「英兵2人がイラクに処刑された」とするブレア英首相の発言をめぐり、遺族が「事実と異なる」と反発するなど混乱が広がっている。戦況が膠着(こうちゃく)する中、イラク攻撃の正当化に腐心する首相のミス、といった見方も出ている。
死亡した工兵らの遺族は先週、大衆紙の取材に怒りをぶつけた。「乗っていた車を待ち伏せされ即死した、と軍から説明された。首相はなぜ、うそをつくのか」
首相の発言は先週、ブッシュ米大統領との首脳会談後に開いた記者会見で飛び出した。英兵を処刑したうえテレビに撮影させた、とイラク側を非難。「フセイン政権の残虐さを如実に物語る証拠」と訴えた。
首相の報道官はその後、「遺体を調べたわけでないから、(処刑は)100%確実とは言えない」と後退。「状況が処刑を示唆している」と言い方を改めた。国防担当のイングラム閣外相も「遺族を傷つけたとしたら、申し訳ない」と謝罪した。
首相発言の翌日、大衆紙はいっせいに、2兵士の悲劇を一面で報じ、イラクの非道ぶりなじった。しかし、家族が異議を申し立ててから、「首相は真相を説明せよ」(デーリー・ミラー紙)など、逆にずさんな宣伝戦を追及している。
(03/30 20:00)
http://www.asahi.com/international/update/0330/007.html