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ワシントン 3月30日 米国防総省高官が語ったところによると、イラクに増派される2万人の部隊向けの装備を運ぶ輸送艦のクウェート到着は4月8日ごろまで実現しない見通しで、戦闘や平和維持活動に遅れが出そうだ。
輸送艦は40隻以上で、増派される第4歩兵師団や第3機甲騎兵連隊向けのMIA2戦車や、装甲車、可動式のロケット発射装置などを搬送している。イラク国内にはすで9万人の部隊が投入されているが、予想以上の激しい抵抗に直面しており、これら2部隊は最初の大規模な増派となる。同高官によると、米国はすべての装備を4月中旬までに荷揚げする計画。
輸送が遅れたのは、トルコ政府が、米軍がイラクを攻撃するためにトルコ軍の基地を使用することを拒否しているためだ。輸送艦は米国がトルコ政府から同施設の使用許可を得ることを断念するまでの数週間、トルコ沿岸に停泊していたが、3月23日にペルシャ湾に向け出航した。
米統合参謀本部のマクリスタル副作戦部長は29日、米国防総省で記者会見し、軍隊の配備やいつそれを投入するかなどの計画は、こうした抵抗などを認識する以前に計画されたものだ、と説明した。
また、同部長は、イラクとその周辺に展開する米軍部隊は現在27万人で、来月には36万人に増える見通しも示した。
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